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[VFX 2009]01:映画/フィルムワークフローを変えずにデジタル化

2009-09-30 掲載

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Shinken01.jpg 『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー/侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦』絶賛公開中
©石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映 ©2009 テレビ朝日・東映AG・東映 劇場版「ディケイド・シンケンジャー」製作委員会

隙間を通って現れてきては、この世を恐怖に陥れる”外道衆”を、何百年も親から子へと受け継いで戦って来た”侍”たち。現代に現れた外道衆を退治するために、志葉家の殿様と家臣たちは侍戦隊シンケンジャーとして、代々受け継いできた不思議な文字の力”モヂカラ”で戦う──。

テレビ朝日で毎週日曜朝7時半から放送されている戦隊シリーズが『侍戦隊シンケンジャー』だ。戦隊シリーズは、直後の仮面ライダーシリーズとあわせて、スーパーヒーロータイムとして編成されている。このスーパーヒーロータイムに連動したストーリーが、劇場版映画として毎年夏に公開されている。2009年も『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー/侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦』として、2本立てで劇場公開された。

2009年夏に劇場公開された映画作品にはステレオスコピック3D上映を行ったアニメーション映画もあったが、『侍戦隊シンケンジャー』は実写作品として、通常上映に加えて全国約50館でステレオスコピック3D上映された。「実は、前テレビシリーズ(『炎神戦隊ゴーオンジャー』、2008年2月~2009年1月)までは16mmフィルムで撮影して、毎年夏に公開する劇場版についてはスクリーンサイズを考慮して35mmで撮影してきました。音声などはいずれも、全てアフレコしていたんです」と話すのは、東映テレビ・プロダクション業務部の八木明広課長だ。東映テレビ・プロダクションは、『侍戦隊シンケンジャー』の撮影と制作ワークフローを担当している。2009年2月からのテレビシリーズの制作にあたり、撮影部分をフィルムからデジタルに変更。RED ONEによる収録を開始した。

キャメラマンが意図する可変フレームレートを生かす

「戦隊シリーズはフィルムの質感を重視しながら、30年以上にわたりフィルム撮影をしてきました。フィルム供給、フィルム事故、運用コスト面での改善に加え、監督から収録時の空気感を重視してサウンドも同時収録したいとの要望もあり、フィルムのテイストを生かしながらデジタル移行をするためには何が必要なのかを、2008年夏に検討を重ねていました。カメラ運用については、ミッチェル、ARRIFLEX、RED ONE、Varicam HDを同一ライティングで並べて比較しました。CineAltaが候補にならなかったのは、10、12、20、60、70、90など、フィルムキャメラマンが意図的に撮影中にフレキシブルなコマに変更しながら撮影したかったためです」

これまでのスーパー16でのワークフローは、フィルム現像、テレシネとカラー調製、オフライン編集、VFX、フィニッシング、アフレコという流れで行って来た。デジタルワークフローへは、このフィルムワークフローを崩さずに移行することを検討したそうだ。フィルム撮影スタイルのまま撮影をしたいと考えた時に、RED ONEは、2K撮影であれば既存のスーパー16に使用しているレンズ群が使え、VE(ビデオ・エンジニア)を配置せずに撮影できることが決め手となったという。

「35mmで撮影していた、劇場版については2KスキャンでDI(デジタル・インタメディエイト)を作成し、2KでVFXも行い、そのままフィルムレコーディングする流れでした。RED ONEを使って劇場版も2K収録すれば、テレビシリーズのワークフローをそのまま生かせます。しかし、今春になって、ステレオスコピック上映することも決まりまして。(笑)」

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[ DATE : 2009-09-30 ]
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