PRONEWS

  • imgABOUT
  • imgTWI
  • imgFB
  • imgYTU
  • imgInstagram
  1. トップ
  2.  > 
  3. コラム
  4.  > 
  5. 編集部
  6.  > 
  7. Vol.130 Vaxisのワイヤレス映像伝送システム「ATOM 500 SDI」5セット同時使用を検証[OnGoing Re:View]
Column

Vol.130 Vaxisのワイヤレス映像伝送システム「ATOM 500 SDI」5セット同時使用を検証

2021-03-26 掲載

txt:西村俊一 構成:編集部

Vaxis ATOM 500 SDIとは?

VANLINKS株式会社よりVaxis社のワイヤレス映像伝送システム「ATOM 500 SDI」の販売が始まった。価格は税別59,800円であり、国内ですでに販売されている他社製品と価格的にも性能的にも同じような内容に見えるが、実際には遅延や画質、利用可能な距離、利用環境(屋内外)、安定性や同時に使用可能なセット数など、細かい部分での違いがあり、利用する目的によって最適な製品を選ぶ必要がある。

実は本稿の後半で筆者がこの製品に一番期待している複数セットの同時使用についても紹介するので、そのような利用を検討されている方にも参考になればと思う。では早速ATOM 500 SDIは他社と比べてどのような特徴があるのか見ていくことにしよう。

Vaxis ATOM 500 SDIは、トランスミッター(送信機)に入力された映像信号をワイヤレスでレシーバー(受信機)に伝送できる映像伝送システムである。カメラとモニター間をワイヤレスで接続できるため、ケーブルの制約を受けずに自由なモニタリング環境を構築することが可能だ。

例えば写真や映像収録の現場では、カメラマンが撮影している内容を外部モニターに映し、ディレクターやスタッフなどカメラマン以外も同時にモニタリングして作業を進めていくことが多い。もちろんカメラからケーブルを引き回すことも可能ではあるものの、ジンバルを用いたりカメラマンが動き回ることの多い撮影、カメラとスタッフの距離が離れてたり演出上ケーブルを引き回すことが困難な場合、本稿で紹介するATOM 500 SDIのようなワイヤレス映像伝送システムが必要不可欠となる(図01)。

図01

本体とその仕様について

ワイヤレス伝送システムと聞くと、ニョキニョキとアンテナが突き出たちょっと大袈裟なものを思い浮かべるが、ATOM 500 SDIは本体にアンテナを内蔵しているにもかかわらずコンパクトで凹凸がないシンプルなデザインなので小型のカメラでも違和感なく取り付けることができる。フロントには各種の情報や設定メニューを表示するためのOLEDディスプレイがあり、その下に3つの操作ボタンが並んでいる。左右が「方向」ボタン、中央が「メニュー/決定」ボタンとなる(図02)。

ATOM 500 SDI説明カット
図02

本体の左側には電源スイッチと1/4のネジ穴(図03)。右側にはUSB/DC電源入力端子と(レシーバーでは)HDMIとSDIの出力端子、(トランスミッターでは)HDMIとSDIの入力端子が並ぶ(図04)。パッケージにはトランスミッター、レシーバーの他に取扱説明書、USB Type A to Cケーブル、カメラマウントアダプターが同梱される(図05)。

ATOM 500 SDI説明カット
図03
ATOM 500 SDI説明カット
図04
ATOM 500 SDI説明カット
図05

基本仕様とSDI/HDMIの入出力時に対応する映像信号フォーマットを表にまとめた。対応している映像信号フォーマットは重要なので、導入する際には皆さんの利用環境で問題ないかの確認を忘れずに(表1)。

TX(送信機) RX(受信機)
入出力 入力:HDMI/SDI 出力:HDMI/SDI
電源 NP-F970などのSONY Lシリーズバッテリー/USB Type-C NP-F970などのSONY Lシリーズバッテリー/USB Type-C
HDMI入力信号フォーマット 720p@50/60
1280 x 1024@60
1080i@50/60
1080p@24/25/30/50/60
HDMI出力信号フォーマット 720p@50/60
1280 x 1024@60
1080i@50/60
1080p@24/25/30/50/60
SDI入力信号フォーマット 720@50/60
1080i@50/59.94/60
1080p@23.98/24/25/29.97/30/50/59.94/60
1080PSF23.98/24/25/29.97/30
SDI出力信号フォーマット 720@50/60
1080i@50/59.94/60
1080p@23.98/24/25/29.97/30/50/59.94/60
1080PSF23.98/24/25/29.97/30
重量 170グラム 170グラム
サイズ(W/D/H) 113 x 63.5 x 20mm
周波数帯 5GHz
信号出力 17dbm
転送遅延 80ms
受信感度 -80dbm

ATOM 500 SDIの特徴は以下の通りだ。

  • 13チャンネルに対応し、信号強度が強く他の機器から影響を受けにくいチャンネルを自動的に選択してトランスミッターとレシーバーのペアリングを行うため、安定した品質で運用することができる。もちろん手動で任意のチャンネルに変更することも可能。
  • 遅延優先の「LATENCY」、画質優先の「IMAGE」の2種類の伝送モードがあり、利用環境に応じて設定することができる。データレートは12Mbps、5GHzの周波数帯を利用することで最⼤1080P60(HDMI)、1080PsF30(SDI)画質の映像信号を遅延優先では80~90ミリ秒、画質優先では130ミリ秒程度という低遅延かつ高品質で伝送することができる。
    (注意)5GHzの周波数帯は日本国内の電波法の定めにより、屋内での使用に限られる。
  • トランスミッター、レシーバーともにSDIとHDMI端子を備えているため、いずれの形式でも利用することができる。トランスミッターに入力された信号をそのままレシーバーから出力するため信号フォーマットの変換はできないが、HDMIをSDI、SDIをHDMIに変換して出力することは可能。
  • アンテナを本体に内蔵しているため非常にコンパクトではあるもののトランスミッターとレシーバーを最大で150mまで離しても利用可能だ。
  • iOS専用アプリ「Vaxis Vision」をインストールすることで、iPhoneやiPadなど最大4台までのデバイスで映像のモニタリングやカメラのフォーカスや輝度などを確認することができる(図06)。※Android専用アプリは3月ごろのリリース予定とのこと
  • OLEDディスプレイを備え、接続状況や詳細な設定も内容を確認しながら行える。
  • 本体の温度上昇を抑えて安定した運用ができる風量調節ができるファンを内蔵する。
  • 電源としてSONYのF型リチャージャブルバッテリーや同梱のUSBケーブルを利用した外部からの給電に対応している。

セットアップはとても簡単

利用方法ならびにセットアップは驚くほど簡単だ。カメラの映像出力をトランスミッターのSDIあるいはHDMIに接続し、レシーバーのSDIあるいはHDMI出力をモニターなどに接続。次に(あるいは予め)トランスミッター、レシーバー双方の電源を入れるだけで自動的に13チャンネルの中から最適なチャンネルを選んでペアリングを行い起動完了となる。

この状態でトランスミッター、レシーバーの双方に同じチャンネル番号が表示されていればカメラからの映像がモニターに表示されるはずだ。その他、それぞれのディスプレイには信号強度、入力信号情報、温度、ファンの動作モード、チャンネル、バッテリーなどの電源の状態が表示される。

この時点で問題なく使えているようであれば、メニューでの詳細設定は特に必要ないだろう。頻繁に利用する可能性のある機能についてはディスプレイの下に並んでいるボタンを利用して素早く設定できるようになっているのはありがたい。左右が「方向」ボタン、中央が「メニュー/決定」ボタンとなる(図07)。

ATOM 500 SDI説明カット
図07

ファンの動作モードは「AUTO、LOW、HIGH、OFF」の4種類用意されており、カメラに取り付けられたマイクがその音を拾ってしまうような場合はOFFにするなど使用環境に応じて最適なモードで運用することができる。とはいえファンをOFFにしてしまうと本体の温度がかなり高くなるため、ディスプレイ上の本体温度を確認しつつ撮影休止中などはHIGHで強制的に冷却する必要はあるだろう。モードの変更は、左側の「方向」ボタンを3秒ほど長押しすると「FAN」の表示が点滅するので、左右の「方向」ボタンを押して目的のモードを選択するという流れだ。

チャンネルを手動で変更するには?

もしも自動的に選択されたチャンネルが不安定であると感じた場合、あるいはATOM 500 SDIを複数セット利用した際にチャンネルが重複してしまった場合などは手動で任意のチャンネルに変更することができる。チャンネル変更を行う際にはメニューからSCANを実行して「Best」側に表示されたチャンネルの中から選んで設定するのが安全だ(図08)。

ATOM 500 SDI説明カット
図08

チャンネル変更はトランスミッター側だけで行うことができ、レシーバーはペアリング中のトランスミッターのチャンネルが変更されると自動的に同じチャンネルに切り替わるようになっている。操作はトランスミッターの右側の「方向」ボタンを一回押し、ディスプレイ上のチャンネルが点滅していることを確認した上で左右の「方向」ボタンを押して希望する番号まで送り、中央の「メニュー/決定」ボタンを押して確定という流れだ。トランスミッター側で変更したチャンネルが即座にレシーバーにも反映されるので、それぞれの機器で設定を変更する必要がないのは便利である。

Vaxis Vsionアプリを使ってみよう

「Vaxis Vision」アプリを利用すればiPhoneやiPadなどのiOSデバイスで映像を確認したり、受信電波強度、ピーキングによるフォーカスやゼブラパターンによる輝度の確認、表示されるイメージの調整、セキュリティボックス(セーフティーゾーン)やセンターマーク、グレースケール表示を行うことができる。さらに4倍までの部分拡大、そしてiOSデバイス内に静止画や動画として保存することも可能となっている(図10、図11、図12)。

ATOM 500 SDI説明カット
図10
ATOM 500 SDI説明カット
図11
ATOM 500 SDI説明カット
図12

トランスミッターに直接Wi-Fiで接続するため、別途Wi-Fiルータなどのネットワーク機器を利用する必要はない。接続方法は2通り。「Vaxis Vision」アプリを開き「Connect to Device」をタップして機器に設定されたSSIDとパスワードを入力する方法。そして最も簡単で確実なのが機器の右の方向ボタンを3秒ほど長押しして表示されるQRコードを「Scan QRCode」ボタンをタップして表示される読取画面で行う方法である。トランスミッターのWi-Fiに接続してよいかの許可が求められるので「接続」ボタンをタップするだけだ(図13、図14)。

ATOM 500 SDI説明カット
図13(左)、図14(右)

「Vaxis Vision」はApp Storeから無料でダウンロードできるが、基本的にiPhone用のアプリなのでiPadで全画面表示にすると拡大モードでの表示となり画像が荒くなる。ぜひともiPadの画面サイズに合わせたアプリも用意して欲しいところだ。また、アプリ接続はわりと途切れやすく再接続が必要な場面もあった。こちらはぜひとも改善していただきたい。

ちなみに同時に接続できるデバイス数は、レシーバーx1+iOSデバイスx3、またはiOSデバイスx4のいずれかの構成で最大4台までとなっている。

画質について

画質については同種の他社製品と比較したことがないので断言できないが、低遅延優先の「LATENCY」であっても筆者の利用環境においてはなんら問題ない画質であった。しかも恥ずかしながら画質優先の「IMAGE」との画質の差を見分けることができなかった。

スペック通りの低遅延かを検証する

メーカーでは「LATENCY」はH.264エンコード処理で遅延が80~90ミリ秒程度、「IMAGE」はH.265エンコード処理で遅延が130ミリ秒程度」との公開情報があるので、筆者も含めて実際どうなのか?皆さんも気になっていることと思う。というわけで、「LATENCY」と「IMAGE」、そしてそれぞれWi-Fiで接続したiPadも含めた遅延テストを行ってみた。

計測環境は、iPad上のストップウォッチをJVC GY-HM600で撮影し、液晶モニターに表示されているカウントとATOM 500 SDIを経由してモニターに表示されているカウント、そしてVaxis Visionアプリを使ってトランスミッターにWi-Fiで接続しているiPad上でのカウントからそれぞれの遅延値を算出した(図15)。

ATOM 500 SDI説明カット
図15

使用するビデオカメラやHDMI、SDI接続によっても多少の違いがでるのはご了承いただくとして、それぞれ10回計測してみたが平均すると公称値とほぼ同じような結果となった。もちろん伝送距離や会場などの環境、機材構成によっても変るはずなので、この表の結果はあくまでも参考として検討いただければと思う(表2)。

LATENCYの場合 IMAGEの場合
SDI HDMI SDI HDMI
モニター(レシーバー経由) 130 90 100 200
140 90 120 100
90 90 80 140
80 100 180 130
40 70 200 110
100 110 120 130
140 100 180 110
50 80 160 140
80 90 170 100
80 110 80 90
平均(ミリ秒) 93 93 131 125
iPad(トランスミッターにWiFi接続) 80 100
80 80
90 110
80 110
80 110
110 100
100 120
110 120
110 100
80 120
平均(ミリ秒) 92 107

ワイヤレス映像伝送システム5セットを現場で試す

さて、筆者としてはここからがやっと本題だ。

筆者は音楽ライブ、セミナー/カンファレンス、対談などのライブ配信や収録を主な業務としており、小規模なものから大掛かりな内容や会場に至るまで全ての作業を一人で担当することが多い。当然ながらカメラごとに担当がいないため、複数のカメラを使用する場合などライブ配信ではいうに及ばす、収録であっても手元で全てのカメラの画角がずれていないか?フォーカスはあっているか?など筆者自身が全ての絵を常にモニタリングする必要があり、スイッチャーに接続してスイッチャー側のマルチビューを利用して確認できるような環境で作業している。

そこでいつも面倒に感じるのがカメラからスイッチャーまでのケーブルの敷設作業である。例えばちょっとした大きさのライブハウスなどではステージ上、ステージ直下、フロア両サイド、客席後方などさまざまな場所に設置したカメラからケーブルを引くことになる。直線的に最短で引ければ簡単なことかもしれないが、実際には観客が誤って足を引っ掛けて事故に遭わぬよう、そして踏まれたりドアの開閉、機材の移動などによってケーブルが損傷しないよう、会場の天井や壁、フロアの端、また出入り口などを迂回させて細心の注意を払って敷設する必要がある。

仮にステージからスイッチャーまでの直線距離が30mだとしても、実際に必要となるケーブルは最低でも倍以上の長さ(この場合は60m)が必要になる(カメラの位置にもよるが)。大まかに言ってこの60mのケーブル×カメラ台数分をあらゆる事故が起きぬように壁や天井伝いに這わせた上で丁寧に養生するなど気を使って敷設しなければならず、それだけでもかなり面倒で時間のかかる作業となるわけだ。また、当日になって出演者のセットが変更になったり、出演者が別位置からのアングルに変更して欲しいとの要望がでることもあり、当然それに伴ってケーブルも敷設し直さなければならいという事態も発生する。

ライブ会場では搬入、設置、リハーサル、本番という流れの中で(特に小規模のライブハウスでは)搬入からリハまでに十分な時間を取れないことが多いため、ケーブルの敷設に時間をとり過ぎてリハーサルに間に合わないという事態にもなりかねず、会場下見の際に準備に時間がかかりそうと判断した場合には他のスタッフよりもかなり早い入り時間を許可しもらうようにしているほどだ。

というわけで、このケーブルの敷設作業をなんとか軽減することができないか?と常々考えていた。当然、ワイヤレス映像伝送システムを導入すれば解決するのでは?という考えに至ったものの、いざ導入を検討すると2つの問題がでてきた。

問題その1

ワイヤレスはケーブル接続に比べ必ず信号の遅延が大きい。例えば1台のカメラのみに使用した場合、そのカメラからの映像だけタイミングがずれてしまい、特にリアルタイムでのライブ配信ではそのカメラに切り替えた時だけ絵と音が合わない、いわゆるリップシングがズレたものになってしまう。

この問題を解決するには最低でも同時に使用しているカメラ台数分のワイヤレス映像伝送システムを導入し、すべてワイヤレス化するしかないが、それなりに予算も必要となる。

問題その2

最低でもカメラ4台分、つまり4セットが同一の会場で同時に使えるワイヤレス映像伝送システムを導入しようと製品を物色したところ、メーカーのWebサイトにも同時に使用できるセット数の記述が見つからず国内の大手販売店、さらには海外のメーカーに問い合わせたところ、皆さんがよく利用しているメーカーのもので、しかも上位機種であっても(メーカーにもよるが)最大3セットまでが限度との回答があった。2~3セット…である。これではワイヤレスへの全面移行が叶わない。

知人の話ではメーカーが混在した環境ではあるものの4セット使用したことがあるとのことだったが、それなりに大きな買い物になるのため失敗は許されず、メーカーからの回答に従い導入を諦めることにした。

そんな最中、Vaxis ATOM 500 SDIという新しいワイヤレス映像伝送システムが発売されるというニュースを知った。広く使われている他社製品でさえ対応していないのだから、とダメ元で国内の代理店であるVANLINKSに確認したところ、なんと「メーカー実験では5セット同時使用までは問題なく利用できることが確認できています」という回答が来たのである。もちろんその回答をそのまま信じることができず再度確認を入れたところ正しい情報であることがわかった(図16)。

ATOM 500 SDI説明カット
図16

本当に5セットの同時使用は可能なのか?

いくらメーカーから提供された情報とはいえ、どれほど安定して運用できるかも未知数なのでいきなり5セットをライブ配信で使用するのはリスクが高いと思っていたが、ちょうどマルチカメラで収録のみを担当する現場があった。収録は各々のカメラで行って編集担当者に渡すので、モニタリング用途のATOM 500 SDIが同時に5台使えない、あるいは不安定になって接続が途切れるようなことがあっても業務には全く支障が出ることがない。今回の現場はまさに実用テストとしては最適な環境というわけだ。

場所は篠田元一(作曲家、編曲家、キーボーディスト、ピアニスト)さんが運営するモトミュージックのスタジオ(現在新しいスタジオを建設中)。内容はゲストに篠田さんの弟子でもあり大活躍中の宇都圭輝(キーボーディスト)さんを迎え、篠田さんの著書で本書にお世話になっているミュージシャンも多い「実践コード・ワーク」シリーズの動画コンテンツの撮影である(図17)。

ATOM 500 SDI説明カット
図17

筆者側の機材構成はビデオカメラ(JVC GY-HM600シリーズとCanon XA25)のSDI出力をATOM 500 SDIのトランスミッターに入力し、レシーバーからのHDMI出力をスイッチャー(Roland V-8HD)に入力した(図18)。

ATOM 500 SDI説明カット
図18

結果はリハーサルを含めて6時間程度運用したが、一度だけ特定のトランスミッターからの信号が途切れる現象が発生した。その後、トランスミッター同士の距離が10cmも離さずに設置したため干渉が起きたのでは?と思いそれらの間隔を広くしたところ、それ以後途切れることなく安定して運用することができた。メーカーの方からも距離が近いと干渉することがあるので、問題が起きた場合は機器の間隔を空けるようにとの注意があったので、こちらの設置ミスによるものであった。

スタジオは5m四方程度の広さであったが、5セットの同時使用で問題なく運用できた。ライブハウスやホールなど、より広いスペースであれば余裕を持って設置できるので干渉も受けにくくなるのではないだろうか。というわけで、メーカーからの回答通りという結果になった。

セットごとの遅延の違いはあるのか?

収録では後から編集でどのようにでも調整できるが、ライブ配信での使用を前提に考えた場合、セットごとに大きな遅延のばらつきがあると使い物にならない。もちろん、ケーブル接続であっても使用するカメラ機材やHDMI、SDIによる接続方法など様々な要素が相まり100%遅延なくタイミングが揃うということはないが、そのばらつきの幅が大きいとスイッチングのタイミングやカメラごとのリップシングのズレ幅が変わり(特に音楽ものでは)なんとも気持ちの悪い映像になってしまうからである。

そこでカメラ4台を同一機種で揃え、4つのHDMI入力端子を備え、それらを同時に表示できるモニターを利用して遅延のばらつきがどの程度あるかを検証してみることにした。結果、ほぼ同じタイミングで送られてくることがわかった(図19)。これなら安心して使えそうだ。

ATOM 500 SDI説明カット
図19

スイッチャーに接続し、ミキサー経由の音声と合わせた時の遅延検証

ライブ配信は一発勝負だ。それは編集ものと違い機材の不具合や調整ミスがそのまま視聴者に流れてしまうからである。カメラの画質や音声に関しては気を使っていても、映像と音声のリップシンク調整が疎かになっている番組を見かけることが多い。

リップシンクの調整は機材や接続方法にも関わってくるため、それぞれ調整を行うポイントが異なる。例えば筆者の場合はミキサーからの音声もスイッチャーに入力し、最終的にHDMIやSDI信号にエンベデッドして配信機器に渡す方法が基本だ。その場合、スイッチャー側の音声入力で遅延量を設定し、映像とのタイミングあわせを行なっている。

具体的にはスイッチャーを経由したPGM出力をレコーダーで録画し、そのファイルをFinal Cut Proなどの動画編集ソフトで開く。次に映像と音声を切り離し、音声トラックを映像と一致するところまで1フレームずつずらしていく。そこでずらしたフレーム数が設定する値となる。

今回の検証環境はカメラ(JVC GY-HM600)の1080i59.94の出力をHDMIでトランスミッターに入力し、レシーバーのHDMI出力をスイッチャー(Roland V-8HD)に入力。音声はダイナミックマイク(Behringer XM8500)をミキサー(Behringer X1204USB)に入力し、その出力をスイッチャーに入力。スイッチャーのPGM出力をHDMIでレコーダー(Blackmagic Video Assist 7” 12G HDR)に入力し、SSDに録画するという流れで行った。

手を叩いた映像とその音が一致するところまで音声トラックをずらしていくと9フレームでタイミングが合うことがわかった(図20)。そのフレーム数をスイッチャーの音声入力のディレイ値として設定すればよい(図21)。もちろん大まかなフレーム数ではなく秒単位で設定すればより正確なタイミング調整を行うこともできる。映像にしても音声にしても、間に様々な機器を介することでその伝達速度が変わるため、現場ごとの使用環境によって調整する必要がある。もちろん録画して確認せず、手などを叩いてもらいその絵と音を確認しながらスイッチャー側のディレイ値をリアルタイムで合わせていくのもアリだ。

ATOM 500 SDI説明カット
図20
ATOM 500 SDI説明カット
図21

セットごとにほとんど遅延差がないこともあり、他のセットからの映像も設定したディレイ値でタイミングのズレが起きず、ケーブル接続と同様の環境となった。まさに目指していたワイヤレスのマルチカメラ環境が実現したのである。ちなみに、ライブ会場などで音声をPAから受け取る場合、カメラをケーブルで接続していても2〜3フレームのディレイ値を設定している。

5セットを利用してカメラマンにワイヤレスでマルチビューを返す利用方

もしも4台までのカメラでそれぞれにカメラマンが担当するような場合、スイッチャー側で現在どのカメラの画が使われているか確認できることが望ましい。例えば自分のカメラの画が使われていることが確認できれば、その間、不用意にカメラを動かすのを避けることができるし、他のカメラマンと被らない画を捉えることもできる。通常はそれぞれのカメラに小型のモニターをセットし、ケーブルを使って接続すことが多いのだが、そこでマルチビュー出力をトランスミッターを利用してワイヤレスで飛ばし、カメラマンの所有のiOSデバイスで受信することでまったくケーブルを敷設することなくカメラ映像の送信とモニタリング環境ができあがるというわけだ。この場合は最大5セットまでの制限により、4セットはカメラ、1セットはスイッチャーからのマルチビューという構成になる(図22)。

ATOM 500 SDI説明カット
図22

複数セットで運用する場合の注意点

今回の記事では撮影のことあって間隔を無視して並べているが、実際の現場では安定して運用するためにも下記の点に注意した方がよいだろう。

・1セットを起動しペアリングが完了した後、次のセットを起動する。これにより混信せずに最適なチャンネル割り当てを行うことができる。

・電波干渉を避けるためにもトランスミッター間、またレシーバー間は一定の間隔を空ける。メーカーが推奨するのはそれぞれ1m間隔となっている。

まとめ

筆者自身が導入を検討していたジャンルの機材だったこともあり、いろいろと具体的に検証してみたがいかがだっただろうか?

もっと様々な現場での(実際の)使用例を紹介したかったのだが、製品をお預かりしている最中、緊急事態宣言が発令されてしまい試してみたかったイベントやライブが自粛中止となってしまったのが残念でならない。

本製品よりももっと低遅延、高画質、高機能の製品はあるかもしれないが、メーカーの言葉通り同一会場内で5セットが利用可能と回答している機種はATOM 500 SDIだけである。筆者のように複数セットが必要な場合は本製品一択というわけだ。

結局、筆者は4セット購入してしまった。今後ライブ配信においても時間をとって検証した上でATOM 500 SDIを本格的に導入しようと考えているので、本当の評価はこれからということになる。

いずれにしてもワイヤレス機器はそれぞれの使用環境において評価が大きく分かれるので、導入を検討されている方はとりあえず機材をレンタルし、自身の現場で確認してみることを強くお勧めする。そこで問題なく使用できたなら、他に選択肢のない有用な機材となることだろう。

最後に

購入して2週間使用してみたところ、Blackmagic Design社のATEM Miniシリーズで使用する際に問題があることがわかった。ATEM MiniのInput 1、Mini ExtremeのInput 1、2が対応している映像信号のカラースペースはRGBなのだが、ATOM 500 SDIのHDMIから出力されるカラースペースがYCbCr444であったため、正しい色で表示することができなかったのである。

どうしてもATEM Miniシリーズで使用したい場合はATOM 500 SDIの受信機からSDIで出力し、SDIからHDMIに変換するコンバーター(例えばBlackmagic Design社のMicro Converter)を介して出力されたHDMIを利用するとよいだろう。

一応メーカーにはカラースペースの指定ができるようにとの要望を出しているので、ファームウエアのバージョンアップによる対応に期待したいところだ。

西村俊一|プロフィール
有限会社ファクトリー代表。主に音楽ライブ、トーク番組、セミナーなどのライブストリーミングや収録、制作を行なっている。主な担当番組には、音楽クリエーターの皆さんをゲストに迎え月に一度ニコニコ生放送とYouTubeで配信しているJASRACの広報番組「THE JASRAC SHOW!」がある。

WRITER PROFILE

編集部 PRONEWS編集部による新製品レビューやイベントレポートを中心にお届けします。


[ Writer : 編集部 ]
[ DATE : 2021-03-26 ]
[ TAG : ]

関連のコラム一覧

Vol.135 8K30PやATOMOS NINJA Vを使ったProRes RAW収録にも対応するソニーαシリーズ最上位機種「α1」レビュー[OnGoing Re:View]

txt:松本和巳 構成:編集部 ■デジタル一眼カメラ α1 ソニーストアの価格:税込880,000円(希望小売価格はオープン) 問い合わせ先:ソニー ... 続きを読む

Vol.134 手軽にFPVが楽しめるDJI FPV登場。ゴーグルを使用したドローンの操縦やマニュアルモードを検証[OnGoing Re:View]

txt:藤本拓磨 構成:編集部 ■DJI FPV DJI FPV コンボ 税込154,000円 DJI FPV Fly Moreキット 税込33,... 続きを読む

記事のタイトル

Vol.133 使い勝手が劇的に向上したBMPCCシリーズ最新カメラ「Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K Pro」[OnGoing Re:View]

txt:伊納達也 構成:編集部 ■Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K Pro Blackmagic Pocket Cinema Camer... 続きを読む

Vol.132 ハッセルブラッドHシステムのレンズ焦点距離を縮小し、Xシステムで使用可能な「XHコンバーター 0,8」検証[OnGoing Re:View]

txt:新田みのる 構成:編集部 ■XHコンバーター 0,8 発売日:2021年3月27日 価格:税込122,100円 問い合わせ先:ハッセルブラッドジャパン X... 続きを読む

Vol.131 エンコーダーの決定版。Blackmagic Web Presenter HDを検証[OnGoing Re:View]

txt:尾上泰夫 構成:編集部 ■Blackmagic Web Presenter HD 価格:税込62,678円 問い合わせ先:Blackmagic Design ... 続きを読む

WRITER PROFILE

編集部 PRONEWS編集部による新製品レビューやイベントレポートを中心にお届けします。


Writer

編集部
PRONEWS編集部による新製品レビューやイベントレポートを中心にお届けします。
小寺信良
業界で噂の新製品を、AV WatchやITmediaのコラムでもおなじみの小寺信良氏がレポート。
raitank
アートディレクター。あまたの海外ソースを読み漁ってHDSLRを独学。国内と海外の情報流通の温度差にモーレツな疑問を感じ、最新の情報を自ら日本語で発信するblogを運営中。
ふるいちやすし
自身で脚本、監督、撮影から編集、音楽までもこなすマルチプレーヤー。
岡英史
バイクレース及びF3レース参戦など、映像とはかけ離れた経歴を持つ異色ビデオカメラマン
江夏由洋
兄弟で株式会社マリモレコーズを設立し、ノンリニアにおける映像技術、映像制作を中心に、最新技術を取り入れたワークフローを提案している。
鍋潤太郎
ロサンゼルスを拠点とするVFXジャーナリスト。
林和哉
株式会社フロンティア 映像事業室 室長 プロデューサー・ディレクター。入口から出口まで全てのポジションを守備範囲にしている。最新技術が好物で、各種セミナー活動も豊富。
江口靖二
江口靖二事務所代表。現在デジタルサイネージコンソーシアム常務理事などを兼務。
猿田守一
企業向け動画、番組制作、CM、動画配信、各種ステージ記録など撮影から編集まで行い、地域に根ざした映像制作活動を行っている。
オースミ ユーカ
映像ディレクター。企画、脚本から演出までジャンルを問わず活動。
土持幸三
1970年生。鹿児島県出身。俳優を経て渡米。LA市立大卒業・加州立大学ではスピルバーグと同期卒業。帰国後、映画・ドラマの脚本・監督を担当。川崎の小学校で映像講師も務める。
鈴木佑介
日本大学芸術学部 映画学科"演技"コース卒の映像作家。専門分野は「人を描く」事 。広告の仕事と個人ブランドでのウェディングがメイン。セミナー講師・映像コンサルタントとしても活動中。
松本敦
映像クリエイター。企業VPからスポーツイベント撮影まで幅広く手がける。アクションカムやドローンなどの特殊ガジェット好き。
宏哉
タイムコード・ラボ代表。Next-Zero.com管理人。バラエティーから報道や空撮まで幅広い番組撮影をこなすTVカメラマンであり、ダンスイベントからe-ラーニング収録まで請け負う街のビデオ屋さん。イージス艦CICから幼稚園のおゆうぎ会まで、フィールドは問わない。
手塚一佳
CGムービー制作、ネットワークゲーム制作を得意とするデジタルデザイン会社アイラ・ラボラトリの代表取締役。修士(芸術) 博士課程芸術専攻
荒木泰晴
東京綜合写真専門学校報道写真科卒業後、日本シネセル株式会社撮影部に入社。1983年につくば国際科学技術博覧会のためにプロデューサー就任。以来、大型特殊映像の制作に従事。現在、バンリ映像代表、16mmフィルムトライアルルーム代表。フィルム映画撮影機材を動態保存し、アマチュアに16mmフィルム撮影を無償で教えている。
ノダタケオ
ソーシャルメディアとライブ配信・動画メディアが専門のクリエイター。2010年よりスマホから業務機器(Tricasterなど)まで、さまざまな機材を活用したライブ配信とマルチカメラ収録現場をこなす。
山本遊子
山本遊子(やまもとゆうこ) フリーランスの映像ディレクター。1999年からテレビ、WEBなど様々なメディアで映像を作り続けている。うぐいすプロ
渡辺健一
映画録音技師/テクニカルライター(ペンネーム:桜風涼)著書「YouTuber/ビデオグラファーのための『完全録音マニュアル』」
照山明
株式会社ガイプロモーション代表。企業VP制作や撮影業務に力を入れつつ、自社Facebookページでは不定期にコアな映像ネタを発信中。
千葉孝
収録が3/4テープの撮像管カメラ時代から長きにわたり映像に携わる。カメラマン歴33年。ドキュメンタリーからMV、ドラマ、映画、CMまで様々なジャンルで活動している。最近ではカラリストとしても数々の広告作品に参加。趣味はゲームとバイクと車。日本人で最初のiPhone購入者というのが自慢。
VISIONGRAPH Inc.
イノベーションリサーチに基づいて未来像 {HOPE} をつくる専門会社。様々な領域の未来を予報します。 SXSW Japan Officeも担っています。著書『10年後の働き方』発売中!
小島真也
Blackmagic Design認定トレーナー、写真家、撮影監督。赤坂スタジオを経て、篠山紀信氏に師事。1990年に独立後は雑誌、広告界にて人物、ドキュメンタリーを中心に写真家活動。動画へのきっかけはFinal Cut Studio 5.1を導入し映像編集を始めたこと。商業映画や自主映画では撮影監督として撮影・照明・カラーグレーディングを担当し、TVドラマでは撮影部として参加。
ダストマン
ド田舎暮らしの映像屋。本業はフリーのオンラインエディター、CM多め。趣味で色んな映像の作り方の YouTube【ダストマンTips】を配信している。
栁下隆之
写真家アシスタント、現像所勤務を経て、撮影機材全般を扱う輸入販売代理店で17年余り勤務の後に、撮影業界に転身。一眼カメラによる撮影を得意し、代理店時代に手がけたSteadicamや、スタビライザー系の撮影が大好物。
西村真里子
株式会社HEART CATCH代表取締役。国際基督教大学卒。2014年株式会社HEART CATCH設立。ビジネス・クリエイティブ・テクノロジーをつなぐ“分野を越境するプロデューサー”として自社、スタートアップ、企業、官公庁プロジェクトを生み出している。
長谷川朋子
テレビ業界ジャーナリスト、コラムニスト コンテンツビジネスの仕組みについて独自の視点で解説した執筆記事多数。最も得意とする分野は海外流通事情。カンヌのTV見本市MIP現地取材を約10年にわたって重ね、この分野におけるオーソリティとして活動中。
高信行秀
ターミガンデザインズ代表。メーカーや代理店などの依頼でトレーニングや技術解説、マニュアルなどのドキュメント作成など、テクニカルに関しての裏方を務める。知られていない製品の魅力を伝えることが好きで、色々と仕掛けることを趣味にする。
山下大輔
フリーランスの映像講師。Adobe Community Evangelist。アドビ製品でビデオ編集をどのようにやっていくか日々模索中。FacebookではAfter Effects User Groupの管理人として勉強会なども随時行なっている。
山本加奈
山本加奈 KANA YAMAMOTO デジタル・フィルム・フェスティバルRESFESTのディレクターを経てウェブマガジンwhite-screen.jpの編集長を務める。2017年11月より映像表現カルチャーを紹介するNEWREELを創設。伊藤ガビン氏とともに編集長を務める。他、海外のクリイティブイベントのプロデュースやインタビューを通して才能の発掘や、業界の意識改革に貢献する。2018年は Motion Plus Design(パリ)のTokyo meet up総合司会や、ILMのDoug Chiangを迎えたTHU(ポルトガル)の東京ギャザリングをプロデュース。
柏原一仁
リリーヒルワークス代表。銀一株式会社にて映像機器・写真用品のセールス・マーケティングを経て独立。好きな食べ物はからあげ。
曽我浩太郎
未来予報株式会社 代表取締役・プロジェクトデザイナー。新ビジネスに特化したリサーチ・コンセプトデザイン・コンサルティングを専門に行う。2019年6月SXSW Japan Officeを設立。著書『10年後の働き方「こんな仕事、聞いたことない!」からイノベーションの予兆をつかむ』が好評発売中。
井上晃
映像制作会社「有限会社マキシメデイア」代表、制作プロデューサー&キャメラマン。Facebookグループ「ATEM Tech Labo」、「Grass Valley EDIUS ユーザーグループ」を主催して、ATEMやEDIUSの布教に、日々勤しんでおるでよ。
石多未知行
クリエイティブディレクター、映像クリエイター、空間演出家。PMAJ代表、東京芸大 非常勤講師。空間演出やプロジェクションマッピングを中心に様々なメディアを使った企画演出を手掛ける。
奥本宏幸
大阪を拠点にしているフリーランスの映像ディレクター。演出・編集・モーショングラフィックをバランス良くこなす。フィンランドサウナが好きです。のびしろラボ管理人。
小林譲
イギリスにて大学卒業後、現地の会社にて映像編集を学ぶ。2006年に帰国。大手ポスプロIMAGICAにてテレビ番組を中心に日本のキャリアをスタート。後にドラマ、音楽系、CM系へと活躍の幅を広げる。2017年に独立。オフラインからアートデザインまで、作品の全体パッケージを監修することも多い。
小林基己
MVの撮影監督としてキャリアをスタートし、スピッツ、ウルフルズ、椎名林檎、リップスライム、SEKAI NO OWARI、欅坂46、などを手掛ける。映画「夜のピクニック」「パンドラの匣」他、ドラマ「素敵な選TAXI」他、2017年NHK紅白歌合戦のグランドオープニングの撮影などジャンルを超えて活躍。noteで不定期にコラム掲載。
染瀬直人
映像作家、写真家、VRコンテンツ・クリエイター。2014年、ソニーイメージングギャラリー銀座にて、VRコンテンツの作品展「TOKYO VIRTUAL REALITY」を開催。YouTube Space Tokyo 360ビデオインストラクター。Google × YouTube × VR SCOUTの世界的プロジェクト"VR CREATOR LAB”でメンターを、また、デジタルハリウッド大学オンラインスクール「実写VR講座」で講師を勤める。著書に「360度VR動画メイキングワークフロー」(玄光社)など。VRの勉強会「VR未来塾」を主宰。
安藤幸央
無類のデジタルガジェット好きである筆者が、SIGGRAPH ASIAやCESなど海外の注目イベントを紹介。
高野光太郎
Cosaelu株式会社 代表取締役 / 映像ディレクター ミュージックビデオ、番組オープニングタイトル、CM、劇場映画、全てをデスクトップで制作。
ヒマナイヌ
頓知を駆使した創造企業
駿河由知
中央区築地出身。マルチカメラ収録&配信ユニット「LiveNinja」メンバー。2006年より株式会社スタートライン設立。外務省、国連機関、国際NGOなどの国際会議やシンポジウム、企業イベントなどのライブ配信を担当
山本久之
映像エンジニア。フリーランスで映像設備のシステムインテグレーションと、ノンリニア編集に携わる。
ベン マツナガ
未来シネマ/ディレクター。ハリウッドでの大型映像制作、短編時代劇の自主映画制作を経て、現在は、映像を通じて人と人をつなぐことをテーマに様々な映像制作に取り組んでいる
河尻亨一
1974年大阪生まれ。雑誌「広告批評」を経て現在は実験型の編集レーベル「銀河ライター」を主宰、企業コンテンツの企画制作なども行う。デザイナー石岡瑛子の伝記「TIMELESS」(http://eiko-timeless.com/)をウェブ連載中。
茂出木謙太郎
株式会社キッズプレート代表。「楽しいInternetコンテンツ」をテーマに活動。現在VRの可能性をまさぐり中。CG-ARTS協会会員
稲田出
映像専門雑誌編集者を経てPRONEWSに寄稿中。スチルカメラから動画までカメラと名のつくものであればなんでも乗りこなす。
小池拓
(有)PST 代表取締役。1994年より Avid、Autodesk、Apple、Adobeなどの映像系ソフトのデモ、トレーニンングを行っている。
黒田伴比古
報道・ドキュメンタリーエディターでありながら、放送機器に造詣が深く、放送局のシステム構築などにも携わるマルチプレーヤー。
ヒラタモトヨシ
ファッションとテクノロジーを繋ぎイノヴェーションを生み出す事をライフワークとし、WEB/ライブメディア/高精細映像表現を追求。
猪蔵
いつも腹ペコ。世の中の面白いことを常に探っている在野の雑誌編集者。
須藤高宏
東京・国分寺市に於いて録音スタジオ「マイクロサウンド」を運営し各種録音編集に携わる傍ら最近では各種イベント配信音声を担当。
林永子
映像制作会社勤務を経て、2002年よりMVライターとして独立。映像サロン『スナック永子』主催。日本初監督別MVストリーミングサイト『TOKYO VIDEO MAGAZINE VIS』の編集長。2016年初エッセイ集『女の解体』を上梓。
ViewingLab
未来の映像体験を考える有志の研究会。映画配給会社、映像作家、TV局員と会員は多岐に渡る
石川幸宏
20年以上にわたり映像系ジャーナリスト/アドバイザー/プランナーとして活動、2016年よりHOT SHOTを創刊、同編集長としても活動中。
山下香欧
米国ベンチャー企業のコンサルタントやフリーランスライターとして、業界出版雑誌に市場動向やイベントのレポートを投稿。
岡田智博
クリエイティブクラスター代表。メディアアートと先端デザインを用いたコンテンツ開発を手がけるスーパー裏方。
萩原正喜
米国コロラド州から、米国のデジタル放送事情からコロラドの日常まで多岐に渡るコラムをお届けします。
坪井昭久
映像ディレクター。代表作はDNP(大日本印刷)コンセプト映像、よしもとディレクターズ100など。3D映像のノンリニア編集講師などを勤める。
しらいあきひこ
カメラメーカー、ゲーム開発などの経験を持つ工学博士が最先端のVR技術を紹介。
秋山謙一
映像業界紙記者、CG雑誌デスクを経て、2001年からフリージャーナリストとして活動中。
今間俊博
アナログ時代の事例を通じ、教育関連の最新動向を探る。
金田浩樹
映画・テレビの映像制作を中心に、USTやニコ生等、ライブメディア各分野を横断して活動中。ジャンルや固定概念にとらわれない構成力と発想に定評あり。
伊藤裕美
オフィスH(あっしゅ)代表。下北沢トリウッドでアニメーション特集上映を毎年主催している。
UserReport
業界で話題の商品を実際に使ってみてどう感じたかを、各方面の様々な方々にレポートしていただきました。
System5 Labs
SYSTEM5スタッフが販売会社ならではの視点で執筆します。
  1. トップ
  2.  > 
  3. コラム
  4.  > 
  5. 編集部
  6.  > 
  7. Vol.130 Vaxisのワイヤレス映像伝送システム「ATOM 500 SDI」5セット同時使用を検証[OnGoing Re:View]