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Blackmagic Design製品事例:ベトナム映画「雨のサイゴン」の場合

#BlackmagicDesign #DaVinci Resolve Studio #DaVinci Resolve Mini Panel #Blackmagic RAW #URSA Mini Pro G2 #URSA Mini Pro 4.6K G2

2020-11-16 掲載

Blackmagic Designの発表によると、最新映画「Sài Gòn Trong Cơn Mưa(雨のサイゴン)」が、URSA Mini Pro 4.6K G2でBlackmagic RAWを用いて撮影されたという。同作のカラーコレクションは、DaVinci Resolve Studioを使用して、サイゴンに拠点を置くカラリスト兼ポストプロダクション監督であるブイ・コン・アン氏が行なった。

映像作家レ・ミン・ホアン氏による最新長編作である本作は、情緒的で真面目な才能あるミュージシャンと、元気いっぱいでありながら、謎めいた面を併せ持つヒロインとの初恋を描いたラブコメ。二人は、雨の夜のサイゴンで偶然出会い、一目で恋に落ちる。

グエン・カ・ニャット氏が撮影監督を務めた同作は、活気あふれるサイゴンを舞台にしており、眩い太陽光に満ちたシーンと土砂降りの夜間のシーンが入り混じっている。同作は、35日以上掛け、20ヶ所を上回るロケ地で撮影されたため、移動が簡単で、設営と撤去が楽に行える機材の使用が不可欠だった。その点で、URSA Mini Pro G2での撮影は、理想的だったという。

グエン氏:このカメラを扱うのは初めてだったのですが、構造を非常に気に入っています。本作では、カメラをレール上のドリーやジンバルに取り付けたり、ハンドヘルドで、様々な動きを取り入れて撮影しました。URSA Mini Proへのアクセサリの取り付けや取り外しを何度も行なったのですが、全く苦になりませんでした。使い勝手が良く、コンパクトなフォームファクターのおかげで、セットアップやアクセサリの交換作業も短時間で済みました。

URSA Mini Pro G2は、激しい雨の中、二人の主人公が雨宿りをする本作の最も重要なショットをキャプチャする上で欠かせない存在であった。監督は、このシーンをワイドアングルで撮影し、青と赤のカラーパレットを用いてフレームを2つに分けることを希望していた。

このシーンは、物語において非常に重要な意味を持っていたので、可能な限りの数のスタッフと機材を用いて撮影に取り組みました。フレーム内には、青のライトボックス、赤い提灯、街灯、Skypanel S360で作成した稲妻を配置し、異なる色のスペースを作り出しました。

1つのフレーム内に様々な色が存在したのですが、URSA Mini Proは非常に美しくキャプチャしてくれました。もう一つ気を揉んでいた点は、色とりどりの光の中で、雨粒の動きがいかに映し出されるか、ということでした。結果的には、適切なディテールとカラーの映像が得られたので満足しています。

照明条件が著しく変化し、予算が限られていたので、日中のシーンの撮影には太陽光のみを使用することが余儀なくされた。そのため、同氏はURSA Mini Pro G2のハイダイナミックレンジに頼って撮影を行う必要があった。特に、主人公二人が互いの気持ちを告白する2つのシーンで、その手法が用いられた。1つの照明のみを使用した撮影だったため、露出不足であったという。

URSA Mini Pro G2のセンサーは素晴らしいと思います。低照明条件でも多くのディテールを捉えることができます。これは、夜の雨のシーンで特に心配していました。URSA Mini Pro G2では、雨粒から、強烈な光を発する稲妻エフェクトまで、適切な量のディテールが得られます。

予算が限られていたため、屋外でのシーンでは太陽光のみで撮影する必要がありました。個人的に、サイゴンの太陽が大好きなので、作品に出来るだけ取り入れたいと思って撮影しました。このカメラでは、ハイライトがクリッピングすることなく、それが完璧に実現できました。

撮影には、Blackmagic RAWの固定クオリティQ0とQ5を切り替えて使用した。この設定を使用することで、画質を優先しつつ、ファイルサイズが一貫するように撮影を行なった。主人公がバイクを運転したり、走ったりする動きの多いショットや、スローモーションでQ0とQ5を切り替えて使用したという。

ほとんどのショットでBlackmagic RAWのQ5を使用し、スローモーションや動きの多いショットにはQ0を使いました。これにより、毎日のショットリストを撮影する上で、高画質を維持しつつ、データストレージの使用量は少なくて済みました。日々のデータ量は決して多くなかったため、DITの負担が減りました。

撮影後、Blackmagic RAWファイルは、ポストプロダクションを手掛けたブイ・コン・アン氏に直接送られ、DaVinci Resolve Mini PanelとDaVinci Resolve Studioを用いて、色温度、ティント、露出の再調整が行われた。制作およびポストプロダクションを通して、同作にはACESカラーマネージメントシステムが使用された。

ブイ氏:プライマリーカラーコレクション終了後、以前に何度も一緒に仕事をしたことがあるVFXアーティストのウン・タンにACES EXRでVFXショットを送信し、監督の希望に合わせたエフェクトを作成しました。オリジナルのショットからのルックは、マウスを数回クリックするだけで、戻ってきたVFXショットに適用でき、複雑な作業を行わずにすべてが完全にマッチしました。

また、自分でDaVinci Resolveを使って、簡単なVFXを作成したり、オブジェクトを塗り潰したり、遠くから飛行機がタッチダウンする様子を作成しました。以前にDaVinci Resolveを使用した経験から、高画質のグラフィックが使えることが分かっていたため、タイトルとクレジットロールの作成にもDaVinci Resolveを使用し、作品を完成させました。

また、字幕の担当者にもDaVinci Resolveを使用するように依頼しました。DaVinci Resolveでは字幕を非常に簡単に作成でき、私のプロジェクトと最も良い互換性が得られるからです。DaVinci Resolveでは1つのプロジェクト内で多数のエレメントを扱えるので、DaVinci Resolve内でマスタリングとデリバリーを行えました。

Blackmagic RAWファイルをDaVinci Resolveで扱うことに関して、同氏は以下のように語る。

すべてのRAWコントロールがDaVinci Resolve Mini Panelにマッピングされているので、極めてすばやい操作ができ、大変助かっています。特定の領域にPower Windowを追加して調整を施し、監督と撮影監督の意向に合わせてカーブでルックを調整しました。今回の作品では、涼しげな色味のルックを主に使用しました。

また、オフセットプリンターライトホットキーを使用して、各シーンの総合的なルックを作成しました。DaVinci Resolveでは、撮影監督の意図に基づき、正確で予測通りの方法で調整を行うことができ、コントロールパネルのノブにマッピングしたLogホイールを使用することで、シャドウとハイライトを正確にコントロールできました。


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[ DATE : 2020-11-16 ]
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