富士フイルムは、大容量データのバックアップやアーカイブに最適な磁気テープストレージメディアの規格「LTO Ultrium」の第9世代に対応した「FUJIFILM LTO Ultrium9データカートリッジ」を発売した。希望小売価格はオープン。ラインナップは以下の通り。

  • LTO FB UL-9 18.0T(5巻×4)
  • LTO FB UL-9 WORM 18.0T(5巻×4)
  • LTO FB UL-9 18.0T ECO(20巻×1)
  • LTO FB UL-9 18.0T LP20(20巻×1)

LTO9は、同社独自のNANOCUBIC技術によって微粒子化したバリウムフェライト磁性体を均一に分散し、テープ表面のうねりや厚みムラのない平滑な薄層磁性層を塗布。LTO8の1.5倍となる最大記録容量45TB(非圧縮時18TB)を実現するとともに、最大1,000MB/秒(非圧縮時400MB/秒)の高速データ転送を可能にしている。

磁気テープはデータ保管時に常時通電する必要がないため、HDDに比べてデータ保管時の消費電力を大きく抑制可能。また、ネットワークから隔離したエアギャップの状態でデータ保管が可能で、サイバーアタックなどによるデータ破損・消失のリスクが低く抑えられるという。

さらに、磁気テープは大容量データを低コストで安全に長期保管できることに加え、特にデータの保管時に常時通電する必要がないことから、HDDに比べてデータ保管において発生するCO2の排出量を95%削減可能。LTO9で実現した高容量化が、IoT・DXの進展に伴い急増するデータストレージ需要に応えるとともに、世界的に対応が急務となっているCO2排出削減に貢献するとしている。