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[CP+2013:新映像創世記]Vol.01 CP+開催。新しい映像の世界を考える

2013-02-02 掲載

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Sony | デジタル一眼からビデオカメラまで。気になる4Kも

cp2013_14.jpg

商品群の展示でもっとも目立っていたのは昨年10月に発売されたフラグシップモデルの「α99」だ。カメラを手に持ってシャッターを切ってみて驚くのはファインダー内が光学式ではなく電子式ビューファインダーを採用していていることだ。約235万ドットの有機ELビューファインダー「XGA OLED Tru-Finder」と呼ばれているもので、目の前にデジタル水準器やフォーカスの測距点の表示がまるでガンダムのコックピットのスクリーンをみているようでちょっと感動する。となると、一番最初に体験したいのは接眼ファインダー内の拡大表示だ。キヤノンやニコンの一眼レフカメラでライブビューのピントを拡大表示をするならば背面液晶で確認しなければならないが、α99ならば接眼部の電子ビューファインダー内でピントの拡大表示の確認が可能だ。実際に使ってみると、ホワイトバランス設定までファインダー内に設定することが可能になっていた。

cp2013_15.jpg ソニーの一眼カメラの中のフラグシップモデル「α99」

ここの部分はキヤノンやニコンと大きく違う路線を進んでいる部分だ。今使っているカメラからα99への切り替えを検討するならば、このXGA OLED Tru-Finderが大きなポイントだと思う。デザインも先代のα900のペンタプリズムはとんがったようなデザインで、外でこのカメラを持っているとあまりにも「ソニーのα900を持っている」ということが強調されすぎるデザインだった。α99は曲線を帯びたようなキヤノンのカメラのデザインに近いような感じで、α99をもっていても強調されることはないデザインに変更されている。

動画機能としては35mmフルサイズセンサーを使ったボケ味を生かした撮影が可能だ。さらにHDMI出力からメニューなどを非表示にした状態で外部レコーダーでの非圧縮動画の収録も可能だ。ソニーの一眼カメラで外部レコーダー収録ができるのはα99だけだ。フルサイズイメージセンサー搭載モデルとして初めてAVCHD Ver2.0準拠のフルHDで60p、60i、24pの動画に対応していたり、ISOは6400までの高感度撮影が可能なのが特徴だ。

cp2013_16.jpg 「35mmフルフレーム」と「APS-Cタイプ」「1.0タイプ」のイメージセンサーの比較。α99は35mmフルフレームを搭載している cp2013_17.jpg 体験コーナーでは、α99にポータブルレコーダーのSOUND DEVICES PIX240を搭載した状態で体験できるようになっていた。レンズはVario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZAが搭載されていた cp2013_18.jpg ソニーの一眼カメラαシリーズが集合して展示されていたところ。なんとなく、ボディのデザインがキヤノンっぽい感じがする cp2013_19.jpg 参考出品として展示されていたPlanar T* 50mm F1.4 ZA SSM

参考展示の展示もいくつか行われていた。もっとも目を引いたのはAマウント用の35mmフルサイズ対応の大口径標準レンズ「Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM」だ。Planarの50mm F1.4というと、京セラコンタックスが55mm、コシナのZFやZEは58mmのフィルター径だったが、同製品は同じ開放F値でありながら72mmと驚くほど大口径となっている。72mmというとキヤノンの標準単焦点レンズの最上位モデル「EF50mm F1.2L USM」と同じだ。コシナのツァイスレンズと違ってオートフォーカスを実現しているのもポイントだろう。

cp2013_20.jpg フィルター径は72mmと大口径だ cp2013_21.jpg 今年6月発売予定のEマウントのカールツァイス製レンズディスタゴン 12mm F2.8とプラナー32mm F1.8が展示されていた。写真はレンズディスタゴン 12mm F2.8 cp2013_22.jpg こちらがプラナー 32mm F1.8
DSC-RX1
cp2013_23.jpg 35ミリフルフレームイメージセンサーを搭載したコンパクトカメラDSC-RX1

2012年11月に発売したばかりの35mmフルサイズセンサーを搭載したコンパクトカメラ「DSC-RX1」も力を入れて展示されていた。カメラボディ上部にあるマルチインターフェースシューを使って光学ビューファインダーや電子ビューファインダーを搭載できるのが魅力的だが、特にこのカメラで絶賛したいのはソニー製のカメアラなのにレンズに絞りリングがついているところや露出補正がダイヤルで搭載されているカメラの古めかしい操作性を再現しているところだ。

cp2013_24.jpg 絞りリングが搭載されているところが非常にユニークだ cp2013_25.jpg DSC-RX1の分解モデル。この小さなボディに35mmイメージセンサーが搭載されていることに驚く
デジタルHDビデオカメラレコーダー群
cp2013_26.jpg 空間光学手ブレ補正を搭載した新製品のうちの1機種「HDR-CX630V」

デジタルHDビデオカメラレコーダーのコーナーでは、1月に発売されたばかりの空間光学手ブレ補正を搭載したモデル「HDR-PJ790V」「HDR-PJ630V」「HDR-CX630V」「HDR-CX430V」が展示されていた。空間光学手ブレ補正機能とは、レンズユニット全体を動かすことで広角端から望遠端まで手ブレ補正幅を従来比約13倍と飛躍的に高めるという独自技術のことだ。この機能は外部から搭載していることがわかるような機能ではないが、カメラを揺らしてみるとレンズが緩やかにゆれるのはわかる。ブースでは、空間光学手ブレ補正機能搭載のカメラと非搭載のカメラを同時に揺らしてその効果がはっきりとわかるようになっていた。

cp2013_27.jpg 実際にカメラを揺らして、空間光学手ブレ補正の効果をモニタで確認できるようになっていた cp2013_28.jpg 空間光学手ブレ補正ユニットと従来のユニットの比較
4K製品群
cp2013_29.jpg 84インチ4K対応の液晶テレビ「ブラビア」とその手前の4Kと書いてある台に展示されているのは民生用では初となる4K対応のカムコーダー

4Kを活用したソニーならではの新しい写真体験の提案というのも行われていた。84インチ4K対応の液晶テレビ「ブラビア」で写真を楽しめるようになっていた。また、International CESで展示した、民生用としては初の4K対応カムコーダーも展示されていた。

cp2013_30.jpg 4K対応のカメラの中の1台としてCineAlta 4Kカメラ PMW-F55も展示されていた
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[ DATE : 2013-02-02 ]
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