性能、画質

感度やSNなど1/2型のEX3などと比較して確実にワンランク以上上を行く性能だ。Exmor CMOSの性能がサイズが大きくなったことでこれほどアップするとは想像以上である。解像度も1920×1080の素子を採用しており充分な変調度をもっている。

標準設定の状態でも室内の影の部分の階調もちゃんとでており、暗部の描写もノイズ感や変な色つきもなく良好であった。感度アップ時も18か24dBあたりまでなら通常撮影同様に充分実用になりそうである。サーキュラーゾーンチャートでは、わずかに干渉縞に色が乗っている程度で特に変わったところはなかった。

従来の肩乗せ式のカメラというとそれなりに重量があるものだが、PMW-350は一般的なこのてのカメラと比較して1kgほど軽量だ。ワイヤレスなどを使用する場合もスロットインタイプのワイヤレスを搭載できるので、重量バランスも大きく崩れることなく使うことができる。

リモートコントロールユニットRM-B150やRM-B750、RCP-921/751など、周辺機器等も充実しており、ENG取材から中継など局用のカメラと遜色ない。また、外付けのレコーディングユニットとしてPHU-120RやHVR-MRC1K、HVR-DR60が用意されており、連続した長時間記録やバックアップなどに使用することが可能だ。同社としては初めて2/3型の肩のせ式カメラにCMOSを搭載したということだが、性能的にも機能的にもシステム的にも遜色のないものとなっているようだ。

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▴高解像度チャートのカラーモニター写真。右はその一部分

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▴サーキュラーゾーンチャートの実写映像。右はその一部分

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▴グレースケールの波形モニター写真と実写映像

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▴マルチバーストチャートの波形モニター写真と実写映像

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▴カラーチャートのベクトルモニター写真と実写映像

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  • マウント:2/3型 ソニーバヨネットマウント
  • 撮像素子:2/3型、Exmor フルHD CMOSイメージセンサー RGB3板式
  • 有効画素数(H×V):1920×1080
  • 光学システム:F1.4 プリズム方式
  • 内蔵フィルター:1:クリア、2:1/4ND、3:1/16ND、4:1/64ND
  • 感度(2000 lx、反射率89.9%) F12 (標準)(1920×1080/59.94iモード)、
  • F13 (標準)(1920×1080/50iモード)
  • 最低被写体照:0.003lx (標準)(1920×1080/59.94iモード、F1.9、+42dB、64フレーム蓄積)
  • 映像SN比:59dB (Y)(標準)
  • 水平解像度:1000TV本以上 (1920×1080iモード)
  • ゲイン:-3、0、3、6、9、12、18、24、30、36、42dB
  • 記録フォーマット:MPEG-2 Long GOP
  • 電源:DC12V約15W
  • 外形寸法:幅124×高さ269×奥行332mm
  • 質量:3.2kg(本体のみ)、6.3kg(付属レンズ、VF、マイク、メモリー、バッテリー含む)
  • 価格¥231万


txt:稲田出 構成:編集部


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