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[SXSW2015]Vol.01 宇宙とロボットとのインタラクション。未来はそこに!〜Interactive編

#Report NOW! #SXSW2015

2015-03-24 掲載

txt:西村真里子 / 編集部  構成:編集部

ロボットと宇宙が身近になる近未来に触れる

ds2015_18_20

多岐にわたる分野、1000を超える数々のセッションとSXSWを語れば暇は無いが、「SXSW 2015 Interactive」より、今回は、まずロボットの可能性を紹介する。

「ペットロボット動物園」企画展示や、天体物理学データを映画表現に変換する「天体物理学、ハリウッドへ行く。映画科学」セッション、現在進行形の火星探査をはじめとするNASAの取り組みをインタラクティブに紹介するブースなど「SXSW 2015 Interactive」フェスティバルではロボットや宇宙がフォーカスされていた。人々の生活にロボットと宇宙が身近になる近未来を当記事で紹介していく。

ペットロボット動物園は入り口に「ペットロボットへの餌やり禁止」との看板が出され、Sony AIBOのような愛玩ロボットが展示されているかと思いきや、会場の半分は災害時に人々を助ける災害用ロボットの紹介であった。


見て・触れて・プログラミングもできるペットロボット動物園は、災害時対策を行うField Organizer Team(FIT)と組んで、今年のSXSW 2015で初めて開催された。会場内に展示されていたロボットを紹介する。

■脳波でコントロールするドローン
SXSW_01_ROBOTPET_BAT-DRONE2

「世界初・脳波でコントロールするコウモリドローン」とにこやかに紹介されたドローン。SXSWが開催されているテキサス・オースティンは北米最大のコウモリ棲息地であるので、地元のプロモーションも込みのロボットであるが、スマートフォンアプリ上のコントロールと違い自分の脳波をコントロールすることにより操縦がマスターできる。我々は脳波および感情もコントロールし物体を操作する能力をマスターできるようになるが、自分の脳波でコントロールするペット、というのは自分の分身のように感じられるものなのかもしれない。

■災害用救出ロボット
SXSW_01_ROBOTPET_Disaster

フロントとリアにカメラを搭載。タブレットで操作することにより、災害時に人が立ち入りできない場所に移動してくれる。デモでは専用タブレット上で、フロントとリアのカメラを切り替えながら障害物を越えていく状況を紹介してくれた。転倒しても視点を維持してくれるカメラコントロールで災害時に人が侵入できない場所へ侵入してくれる。ペットよりも番犬という感じだろう。

■3Dプリンタードローン
SXSW_01_ROBOTPET_3D パーツ自体が3Dプリンターで作られているだけではなく、災害時に壊れた鉄橋などを補強するコンクリートを流し込む3Dプリンター的な役割も果たすドローン

3Dプリンターは災害時の復旧だけではなく、宇宙空間での必要備品を作る際にも活躍する。SXSW 2015 Interactive展示ブースではNASAがOculus Riftや3D、ARなど話題のIoTテクノロジー、デバイスを活用してNASAの取り組みを紹介していた。一番の感動は、NASAの3Dプリンター展示であった。ペンチ、レンチなど工具が必要になった場合、宇宙空間ではすぐにホームデポやドンキホーテなどに買いに走るわけにはいかない。そのような必要なプロダクトを宇宙空間で生成するために3Dプリンターを活用するというデモなのだが、話題のテクノロジーが宇宙空間でも役立つことを証明していた。

Amazonが消費者のニーズにあわせて必要なプロダクトを3Dプリンター出力して配送するニュースも気になるところだが、3Dプリンターは地上でも宇宙でもニーズにあわせてきめ細やかにプロダクトを生成することにより、我々の生活をダイナミックに変える可能性を感じる。

■NASA 3Dプリンター
SXSW_01_NASA_3D-Printing

NASAブースのOculus Riftでは火星探査車キュリオシティ(Curiosity)が送信した火星の画像を活用し、火星VR体験ができる。2Dで見る写真とは違い、Oculus Riftを使い火星を360度の角度で体験すると火星がより身近に感じられるのがとても面白い。

ds2015_18_20

インタラクティブフェスティバルという名にふさわしく、世界で一個しかない「触れる月の石」も展示していた。アポロ11号が月面着陸した際に、拾ってきた月の石。角が取れて黒光りする月の石を触りながら、NASAが民間へ宇宙船開発を委託している話を聞くと「宇宙と私」の距離が徐々に近づいていく。

NASAブースのSXSW展示ブースへの出展目的は人々にNASAの活動に興味をもってもらい学んでもらうことである。宇宙飛行士の服も展示されており、重量120kgの宇宙服の重さをリアルに感じることができたり、月面着陸の際の足跡が会場床にペイントされていたり。アメリカでは民間宇宙飛行、宇宙ビジネスが活性化されていると聞いていたが、NASAの積極的な宇宙プロジェクトへの興味関心を促すプロモーションを体感すると一気に宇宙が身近に感じられるようになる。


SXSW_01_NASA_Astrocloth SXSW_01_NASA_Footprint

未来がそこにあるInteractive部門

ds2015_18_20

SXSW 2015 Interactiveは、ロボットや宇宙などの近未来と現実の我々のためのインタラクションを体験するには最適なイベントである。ここで体験した近未来を実生活に繋ぎこむ企業や団体はどこなのか?SXSW 2015 Interactive体験が大きなアドバンテージとなることは間違いない。もう未来がそこに!


txt:西村真里子 / 編集部  構成:編集部
◀︎Vol.00 [SXSW2015] Vol.02

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[ DATE : 2015-03-24 ]
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