PRONEWS AWARD 2017 周辺機器/ポストプロダクション部門受賞製品発表

周辺機器/ポストプロダクション部門
ゴールド賞
ビデオ・スイッチャー「V-60HD」

ローランド

V-60HDは、A4サイズとコンパクトな筐体に必要とされる機能をよくここまで詰め込んだという印象。特に注目なのは「スマートタリー機能」で、従来は放送局や大掛かりなシステムでしか実現できなかったタリーのシステムをスマホで代わりに使えるようにしたところは特筆すべき点だ。スマートフォンの点灯で選択中のビデオカメラが一目で分かり、本番中に声を出すことができない収録現場でのコミュニケーションを可能にしてくれるのは嬉しい機能だ。

また、オーディオ機能の充実も目を見張るものがある。2系統のHDMIチャンネルと4系統のSDIチャンネルのほか、18個のオーディオチャンネルを搭載し、入力された音声の音量を自動的に調整する「オート・ミキシング機能」を搭載している。本番中、常に気を配る必要がある音声の操作の手間を省くことができ、ワンマンオペレーションでも対応できるところもゴールド賞の受賞理由とした。

周辺機器/ポストプロダクション部門
シルバー賞
編集ソフト「DaVinci Resolve 14」

ブラックマジックデザイン

シルバー賞は、Fairlightを統合して大きな反共を呼んだブラックマジックデザインの「DaVinci Resolve 14」とした。DaVinci Resolveはこれまでも業界定番のカラーコレクションのほかに編集機能も加わった統合ソフトとして人気が高かった。そこに、今年のNABでFairlightのオーディオ機能と統合してさらに統合ソフトとしてのさらに完成度を高めた。

これまでの映像制作は、編集はAvid Media ComposerやAdobe Premiere Pro、カラーコレクションはDaVinci Resolve、音声はPro Toolsと別々のソフトを行き来してコンテンツを制作していたが、互換性に問題を抱えることが多かった。今後、DaVinci Resolveを使えば編集、カラーコレクション、音声を1本のソフトでコンフォームなしで作業が可能になるだけでなく、撮影現場の収録メタデータを継承したり、オフライン編集も問題なく共有される唯一無二の環境を実現できそうだ。

また、エフェクト機能ResolveFXの充実や、複数のユーザーで同時に作業ができるコラボレーションワークフローなども魅力的な機能だ。今後、映像業界のポスプロワークは次第にDaVinci Resolveに次第にシフトしていくのでは?と思わせるバージョンアップとしてDaVinci Resolve 14をシルバー賞に選出した。


Vol.02 [PRONEWS AWARD 2017] Vol.04