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[OnGoing Re:View]Vol.29 一歩進んだGoPro映像制作を~GoPro Karma Grip

2017-07-18 掲載

txt:松本敦 構成:編集部

GoPro Karma Gripの半年使用レビュー

GoPro社から撮影時の手ブレを抑える純正ジンバル「Karma Grip」が発売してから半年が経った。今回の記事では作例を交えながら半年使った上での「良かった点」「改善点」などをレビューする。

Karma Gripの概要

1.GoPro純正ゆえの連携が素晴らしい
一番の特徴はGoPro本体との連携。装着時にはGoPro本体の電子接点と接続するために、電源のオン、オフは手元のボタンで操作できるのがありがたい。

GoPro本体の端子部分の蓋を外して、Karma Gripに装着する 電源のオン、オフはもちろんのこと、モードの変更や録画も全て手元のボタンで操作が可能

2.大きさの比較

右:GoPro Karma Grip、左:DJI Osmo

同様の手持ちジンバルDJI社製のOsmoと比較すると全長はやや大きめとなる。

3.その他外観の特徴

マウントリングを装着

マウントリングを使うことで、数多くあるGoProマウントに接続することが可能となる。給電はUSB-Cタイプでモバイルバッテリーからも給電が可能だ。

給電はUSB-Cタイプでモバイルバッテリーからも給電可能

Karma Gripを使用した参考映像

■マウントリングが重宝した「氷瀑ツアー」

こちらのツアーでは移動中は両手でストックを持ちながら歩くために、GoPro純正のバックパック「Seeker」の肩のストラップに装着しての移動がかなり楽だった。

Seeker装着例

装着しながらも撮影はできるものの、歩いていると振動を拾ってしまうので、しっかりと撮影する時は外して使った。マウントのおかげでワンタッチで脱着ができるため、時間の限られているツアー内でもストレスなく、スムーズに撮影可能だった。

■インサート的に使用した「ポゴスティック体験」

ツアー体験:http://activityjapan.com/publish/plan/11776

こちらのムービーではインサート的に、飛んでいるところを回り込むような形で使用してみた。スティックに装着した映像はGoProらしい映像となるが、それだけだと激しすぎて内容がわからなくなるために、間に挟む映像として使用している。固定して撮影するよりも回り込むなどの動きを加えることで躍動感が増す。

■日常のスナップ的な使い方として

こちらはプライベートで浅草に出かけた際に使ってみたサンプルだが、スナップ的に動画を作るにも楽しめると思う。

■ハイパーラプス風に遊んでみる

こちらの映像はGoProのタイムラプスモードで1秒で設定して普通に歩いて撮影してみた。厳密なハイパーラプスだと通常三脚で一枚づつ撮影するという非常に手間のかかる撮影方法だが、この方法だと多少のブレは出てしまうものの、いつもとは違った視点での撮影も可能だ。

Karma Grip Good Point/Bad Point

■良かった点

1.手元で一元操作が可能
いままでのサードパーティ製のものだとGoProとジンバルが独立していたためにそれぞれに操作が必要だったものが、Karma Gripでは手元の操作だけで全てが完結することにかなり利便性を感じた。上記で紹介した氷瀑ツアーなどでは時間も限られている中で見どころポイントが何度もあり、その都度一度の操作ですぐに撮影できることは時間的なことも考えてかなりのメリットである。

2.GoProのバッテリーが持続する
これも純正ならではのメリットになるが、Karma GripからGoPro本体への給電もされている。通常だとGoPro本体では1時間半ほどになるが、半日くらいの撮影であればGoPro本体のバッテリーを気にすることなく撮影できた。

3.マウントリングアダプターでの拡張性
上記「氷瀑ツアー」の例でも出したが、マウントリングで様々なアイテムに装着が可能だ。GoProから発売されている延長ポール「El Grande」を使用すれば高めの視点からも撮影が可能となる。


■希望を含めた改善点

ここまで良い点ばかりを書いてきたが、ユーザー視点からの要望も合わせて書いていく。

1.大きさの改善
一眼などで使用するジンバルに比較したらまだ小型なものの、やはりGoProの魅力である「小型」という点においてもう一回りコンパクトであればなお嬉しい。GoProは小型ではあるものの、マウントを複数持っているとそれもまた荷物になるので、さらに小型であればありがたい。

2.ジョイスティックの追加
カメラの向きを上下に変える際は手動となる。サードパーティ製のものではジョイスティックがついて微調整が手元でできるものもあるので、次回の改善時には是非とも搭載してほしい。

3.防水機能
これについては「Feiyu Tech G5」がいち早く対応したが、Karma Gripは残念ながら防水ではない。電子接点でGoProと接続されている以上難しいのかもしれないが、防水機能が追加されたとしたら「鬼に金棒状態」の最強ジンバルになることだろう!

Karma Gripは遊びながら撮影する最高の道具

以上、Karma Gripについてのレビューを書いてきたが、最後にこちらの映像を紹介したいと思う。

こちらの映像はGoPro JPとの共同制作でInstagramで人気の@s_o_uさんをモデルに作成させていただいた。

普通のカメラだったらお父さんは「撮影する」役割が多いと思うが、Karma Gripを使えば「子供と一緒に遊びながら撮影を楽しむ」ということができる。こういう使い方を見ると細かいスペックも重要だが、手に入れた機材を「どうやって使いこなすのか」ということが一番大事だということに改めて気付かされる。

以上、細かい点も含めてレビューしてきたが、すでにGoProを日常でもガンガン使っている人にとっては映像のクオリティがグッと上がるアイテムとなっている。一歩進んだGoPro映像を作りたい方には非常にオススメのアイテムだ!是非遊びながら楽しく映像を撮ってみてほしい。


WRITER PROFILE

松本敦 映像クリエイター。企業VPからスポーツイベント撮影まで幅広く手がける。アクションカムやドローンなどの特殊ガジェット好き。


[ Writer : 松本敦 ]
[ DATE : 2017-07-18 ]
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