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[土持幸三の映像制作101]Vol.49 今年度に実施した映像教室振り返り

2020-01-28 掲載

txt:土持幸三 構成:編集部

地域活性化に役立つ映像制作への道

今年度の映像授業がほとんど終わった。あと大人向けの映像教室と、小学校での映像発表会に出席することが残っているがここで振り返って見たい。

今年度は普段は秋から始まる川崎市の小学校からの提案で、夏休み前に一度、映像の基本と監督や撮影、録音などの各役割説明と、夏休みの宿題である物語のつくり方の授業から始まった。

行方市では独創的な物語が創られる

夏休みに入ると恒例になった専修大学福冨教授のゼミ生と茨城県行方市で「なめがた子ども放送局」と銘打った映像授業イベントがあり、小学校低学年の児童と高学年の児童が大学生の助けをかりながら短編映画を作成するのだが、大学生も物語をつくる経験はあまりないので悪戦苦闘している姿が面白いし、自然豊かな行方市で子供達の自由な発想でつくられる短編は独創的でユニークだ。出来上がった映像をエリア放送で放映するので子供達も力が入るし親御さんも小道具を作ってくれたりと、毎年楽しみにしているイベントになっていいる。

鹿屋女子高の生徒は動画で地域をアピールした

夏休みが明け、9月後半から初めて鹿児島県の鹿屋女子高で映像授業を行った。遠距離のため毎週行われる授業で教える事は出来なかったが12月までで計4回受け持ち、初回に映像の基本を教え、「三脚を使うこと!」と力説したのだが、2回目の授業で見た彼女達が撮影した素材は見事に三脚を使っていないカットが多く、映像がブレていて見づらく、どこの部分が使えるかを判断するのが難しい状態だった。ただ、さすが高校生だと思ったのは素材を全員で確認している際にキチンと何がいけなかったかを確認していた事だった。

その結果、3回目の授業の時に見た撮影素材はアングルもストーリーを活かすよう考えられたもので素晴らしい出来だったのだが、アップが皆無で編集すると引き画が多くてリズムがでないことを見た感想として伝えた。4回目、最後の授業ではアップも増えて彼女達の絵コンテに近いものが出来ており、音楽や効果音のつけ方や、カット間のつなぎ目は数コマで印象が変わる事などを伝えると、翌日のコンテスト出品締切り時間のギリギリまで編集を行っていたとのこと。結果、1次審査は突破したとの連絡があり2月には最終審査があるとの事で、今後の彼女達の励みになればよいと思っている。

川崎市の小学校では今後、少し方法を変えていかなければならない出来事があった。4・5年おき?に代わるパソコン室のパソコンがタブレットになった。将来的には1人に1台のタブレットが配られるそうだが、このタブレットの実機とその中に入っている編集ソフトの検証が思うようにできず、ビデオカメラで撮影した素材が読み込めない事態が起きた。ファイルの拡張子を変え読み込みはできたが、編集ソフト内でさらに変換しているようで動作が非常に遅く編集できるレベルではなかったので、急遽ノートPCをかき集めて例年どおりムービーメーカーで編集した。最初に編集ソフトのテストをした際は、タブレットで撮影した素材を使っていたらしく、タブレットで撮影すれば問題ないようだったので、今後はタブレットを三脚に固定するなどの方法で撮影していかなければならない。

図書館に不思議な扉が登場した

最後に夏休みの宿題に物語を考え、1つの物語を脚本にして本格的な撮影をする小学校では毎回の事だが、最初の2回ほどは「何となく」撮影しているが、一度編集を見せると、引き画とアップがキチンとつながる事を確認でき、また反省点も数多く見つけることができるので、次からの撮影が加速していった。冬休みの間にメインの出演者の髪型が変わったり、お決まりの休んでしまう子がいて前のシーンにいた子が次のシーンにはいない事になったりと問題もあったが無事に終了した。

校庭の真ん中に未来から来た神様が?

作品もかなり良いものに仕上がっている。長年続けている事もあって今年の夏にはこの小学校がある地域で地元の方々による映像イベントもスタートする予定との事。映像によって何か地域に役立つことが出来れば幸いだと思う。


WRITER PROFILE

土持幸三 1970年生。鹿児島県出身。俳優を経て渡米。LA市立大卒業・加州立大学ではスピルバーグと同期卒業。帰国後、映画・ドラマの脚本・監督を担当。川崎の小学校で映像講師も務める。


[ Writer : 土持幸三 ]
[ DATE : 2020-01-28 ]
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WRITER PROFILE

土持幸三 1970年生。鹿児島県出身。俳優を経て渡米。LA市立大卒業・加州立大学ではスピルバーグと同期卒業。帰国後、映画・ドラマの脚本・監督を担当。川崎の小学校で映像講師も務める。


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