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[SXSW2013]音楽、インタラクティブ、そして映像の祭典「SXSW」より

2013-03-20 掲載

txt:Tom INOKAWA /サカモト ハルヒコ 構成:編集部

SXSW2013ってなに?

2013SXSW_photo_speech.JPG キーノートに多くの人が集う。 ©2012-2013 SXSW Inc

沢山の音楽、溢れかえるギーク、そして止めどなく注がれるビール、ビール、ビール…。テキサス州オースティンで毎年3月に開催される世界的なフェスティバル、「SXSW(サウスバイサウスウエスト)」が今年も開催され、熱狂の内に幕を閉じた。

オースティンで活躍するとある音楽マネージャーの呼びかけで始まったこのイベントは、1986年に700人の参加者から始まり、1994年には映画部門、そして1998年にはインタラクティブ部門を併設、現在では会期中に開催されるトレードショーだけで65,000人、その他のショーやカンファレンス等への参加者も含めるとのべ10万人を超える超ビッグイベントとなった。ただし、この数はあくまでトレードショーやカンファレンスへの参加者のみ数であり、実際にはMusic期間中に街中で行われるライブへの参加者、及びそのアーティストの数を含めると、その数は測りしれない。

ダウンタウンの広さがちょうど渋谷区の中心街と同じくらいなのだが、その中にこれだけの人数がひしめき合う様を想像してほしい。まさに混沌、カオスだ。混沌故に情報もまた混沌としており、日本語の情報はほぼ無く、また、英語での情報もオフィシャルサイトの他に、アンオフィシャルの情報が各種BlogやTwitter、Facebook等のソーシャルメディアを飛び交い、今年もプリンスJAY-Zビヨンセなどのビッグネームがサプライズで登場するなど、提供される様々な情報に参加者は翻弄された。そんな混沌の中、読者各位の興味に合わせて映像がどのようにSXSWに作用しているのか、トレードショーを中心にレポートしたい。

今や登竜門?Film部門の著しい拡大

先に述べた通り、SXSWにはFilm部門があり、その参加者は2012年実績で16,000人程(メディア関係者は2,229名)。主なフェスティバルの内容はオースティン市内に点在する映画館や、フェスティバルの中心地となるオースティンコンベンションセンターでのプレミアスクリーニング(2013年には135の長編作品、107の短編作品が上映された)と、議場で行われるカンファレンス、そして会期中4日間に渡って開催されるトレードショーの大きく3つに別れる。Film部門のメインはあくまでオースティン市内の10のスクリーンで上映されるスクリーニングであるものの、トレードショーにおける映像機器等のブースの存在感も大きい。

Omega Broadcast Group
2013SXSW_photo01.jpg

映像機器関連で一番大きなスペースを使ってアピールしていたのは、オースティンに本拠地を置くOmega Broadcast Group。4K対応のSONY製カメラ(PMW-F55)を展示するなど、一見すると「SONYブースかな」と思う程のSONY尽くしのブースだった。

HIVE
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ロサンジェルスに本拠地を置く照明機器メーカーHIVE。入り口付近の絶好の位置で自社商品のアピール。

Cinetics
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三脚にウィール(車輪)をつけたユニークな機材を提供する、オースティンの企業Cinetics

Dougmon
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ユタ州のDougmonは、カメラグリップなど、小型化の進む機材の撮影補助ソリューションを紹介。

Audio-Technica
2013SXSW_photo05.jpg

ヘッドフォンなどの音響機器でお馴染みのAudio-Technicaも出展。ヘッドフォンはもちろん、プロユースのマイク等も合わせて展示し、製作者へとアピールしていた。

配給会社等
2013SXSW_photo06.jpg

また、配給会社等の映画業界からも10社程がブースを出した。日本からはピクチャーズデプトが出展。スクリーニングも行った長編映画「SAKE-BOMB」のプロモーションと、SITE4D社と共同で開発した、製造製作者向けグローバルプロモーションプラットフォーム「KINEVA」の紹介をしていた。

総括:意図した混沌の中で、映像はどのように息をしていたのか?

SXSWはどうしても音楽、そしてインタラクティブの祭典だと思われがちだが、今回紹介したように、映像についても参加者に対して数多くの様々なチャンスを提供している。また、機器等だけでなく、インタラクティブと映像の融合による新しいソリューションが、横断的に一度に見られるのも、SXSWならではと言っていいだろう。アメリカを、世界を目指すいい機会が沢山転がっているSXSW。是非、今後共チェックをしていただきたい。PRONEWSでは来年度は、この新しい潮流であるSXSW実際に足を運ぼうと思っている。


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[ Writer : 編集部 ]
[ DATE : 2013-03-20 ]
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