米Harris Corporation(Harris社)のデジタルサイネージ・システム「InfoCaster」がラスベガスの巨大なイヴェント会場を有するワールドマーケットセンターで採用されている。 ワールドマーケットセンターはまだ完全に建築が終わってはいないが、最終的には隣接している8つのビルに総合1200万平方フィート以上の展示スペースを持つ、世界最大級のイヴェント会場。 InfoCasterには、コンテンツ制作、ネットワーク管理とコンテンツ再生用のシステムがあり、これらが各ビルに設置され、150以上のスクリーンで放送レベルの画質を保ったグラフィックや中継の配信をしている、という。 デジタルサイネージ(電子看板)は、動画や斬新なグラフィックで情報を提供できる新しいコミュニケーションツールとして最近注目されている。 ワールドマーケットセンターは、主に建築デザインに関連するデザイン家具を展示しており、Harris社のデジタルサイネージ・システムは、7月末に開催された業界では最大級のイヴェントとして知られる「Las Vegas Market」で本格的オンエアされるため、7月よりサービスを開始した。 InfoCasterシステムをワールドマーケットセンターに納入した、システムインテグレータのCoSign社は、システム構築だけではなく、コンテンツのテンプレート、素材やバナー広告、予定表やスポンサーのグラフィックロゴといったコンテンツも用意した、という。