オートデスク株式会社(東京都中央区)は、12月16日よりMac OS X対応のクリエイティブ・エディトリアルフィニッシングツール「Autodesk Smoke 2010 For Mac OS X」の出荷を開始した。また、30日間の無償体験版がオートデスク Webサイトからダウンロードできるようになった。

Autodesk Smoke 2010 For Mac OS Xは同社初となる、Mac OSで動作するフィニッシングソフトウェア。2009年11月に開催された国際放送機器展で、テクノロジー・プレビューとして初公開された。64ビット対応で、Final Cut StudioやMedia Composerを使った既存のMacベースのワークフローに簡単に統合することができ、Macユーザにインタラクティブなオールインワン・フィニッシングを提供する。

現行Linux OSベースの「Autodesk Smoke」が採用された事例には、「ハウス」(House)、「NCIS:ネイビー犯罪捜査班」(NCIS)、「CSI:ニューヨーク」(CSI: NY)、「アントラージュ」(Entourage)などの多数のテレビ番組のほか、コーク・ゼロ(Coke Zero)の「ミーン・トロイ」(Mean Troy)やキャッシュ・フォー・ゴールド・ドットコム(Cash4Gold.com)の「ワン・アップ」(One Up)などの人気の高いスーパーボール用テレビCMが並ぶ。また、中国中央電視台(CCTV)は2008年北京オリンピック番組のパッケージングと宣伝映像のほか、オリンピック開催期間中の番組制作にもAutodesk Smokeを使用したという。

Autodesk Smoke 2010 For Mac OS Xはソフトウェア単体で2,616,600円(税込)、サブスクリプション版は348,600円(税込)。また、同製品紹介セミナーが2010年1月22日(金)、アップルジャパン本社にて開催される。事前登録はオートデスクのWebサイトから行える。