株式会社オービット・ミューズテクスは、加マトロックス・ビデオ社がAdobe Premiere Pro CS5に対応したアクセラレーターを5月28日に発売したことを発表した。

Adobe Premiere Pro CS5対応アクセラレーターは、既に発売済みのマトロックスMAX Technologyを応用し、マトロックスAXIOとRT.X2で使用するマトロックスRT技術と融合したもの。Adobe Mercury Playback Engineに完全対応し、編集時の高度なエフェクトやマルチレイヤーのリアルタイム再生、H.264の高速エンコードなど、Premiere Pro CS5の各機能をアクセラレーションする。

マトロックスMAX Technologyは、CPUとCUDAの組み合わせにMAXを追加することにより、軽快な動作を実現する。この春開催されたNAB2010でデモンストレーションでは、CPUに高い負荷をかけるAVCHD素材に、同じくCPUに高い負荷をかけるカラーコレクションなどを使用した4レイヤーのプログラムをリアルタイムに再生していた。

同製品は、Windows 7(64bit)に対応しており、PCIe 1レーンスロットの空きがあるデスクトップコンピュータとExpress34または54バススロットがあるラップトップコンピュータで使用可能。メーカー希望小売価格は、ビデオ信号IO機能付き製品が131,250円(税込)。アクセラレーターのみの製品が76,440円(税込)。5月28日から各製品に対応ドライバーを添付して出荷される。