フィルムプロダクションでも知られるテクニカラーは、英国ロンドン・ソーホーにある施設に、新しくグラフィックスとビジュアルエフェクツ(VFX)に特化した部門を設立し、来月にはサービスを開始することを明らかにした。新しいデザインラボには、既存のエディター5名に、シニアDIオペレーターに、新しくフレームアーティストとデザイナーが8月中にチームに加わるという。

新VFX部門には、Smoke on Mac、Cinema 4D、Quantel iQ、Avid DSとFinal CutProが揃い、VFX制作と合成制作に加え、タイトルシーケンスやクレジットまで行う。デザインラボは、関連会社のVFXスタジオMPC(The Moving Picture Company)の作業に影響しないよう、ハイエンドの制作を担当するほか、TVシリーズとミッドレンジの映画にも関わるという。

テクニカラーは2009年に、同じくソーホー施設にてブロードキャスト部門を再結成させている。その際には、RTS (Royal Television Society)Craft & Design Awards受賞者のカラリスト、ダン・コレス氏をはじめ、テレビ番組制作で著名なアーティストやプロデューサを引きぬいた。