キヤノンは13日、2012年1月より順次発売している「EFシネマレンズ」の新製品として、広角ズームレンズ2機種「CN-E15.5-47mm T2.8 L S(EFマウント)」「CN-E15.5-47mm T2.8 L SP(PLマウント)」と望遠ズームレンズ2機種「CN-E30-105mm T2.8 L S(EFマウント)」「CN-E30-105mm T2.8 L SP(PLマウント)」の計4機種の開発を進めていると発表した。2012年年内の発売を予定しており、市場想定価格はそれぞれ2万5千ドル以下を見込んでいるという。

CINEMA EOS SYSTEMのデジタルシネマカメラなど、スーパー35mm相当のセンサーサイズに対応。なお2012年10月発売のEOS-1D Cの4K撮影時はイメージサイズがAOS-H相当の為、画面周辺が暗くケラれ使用できないとしている。

トップエンド機の半額以下の価格設定ながらも、4K解像度(4096×2160)に対応する高い光学性能を実現。カメラを担いでの撮影に配慮した小型・軽量モデルながらも幅広い焦点距離をカバーし、機動性と実用性を両立するとしている。

製品名 CN-E15.5-47mm T2.8 L CN-E15.5-47mm T2.8 L
S(EFマウント) SP(PLマウント) S(EFマウント) SP(PLマウント)
焦点距離 15.5-47mm 30-105mm
ズーム比 3 3.5
最大口径比(Tナンバー) T2.8(15.5-47mm) T2.8(30-105mm)
絞り羽枚数 11枚
画角 アスペクト比1.78:1 画面寸法24.0×13.5mm 75.5°×47.1°(15.5mm) 28.6°×16.3°(47mm) 43.6°×25.4°(30mm) 13.0°×7.4°(105mm)
アスペクト比1.9:1 画面寸法26.2×13.8mm 80.4°×48.0°(15.5mm) 31.1°×16.7°(47mm) 47.2°×25.9°(30mm) 14.2°×7.5°(105mm)
最近接時の
撮影範囲
アスペクト比1.78:1 画面寸法24.0×13.5mm 43.6×24.5cm(15.5mm) 14.1×7.9cm(47mm) 32.3×18.2cm(30mm)9.3×5.2cm(105mm)
アスペクト比1.9:1 画面寸法26.2×13.8mm 47.6×25.1cm(15.5mm) 15.4×8.1cm(47mm) 35.3×18.6cm(30mm)10.2×5.4cm(105mm)
前玉径 直径114mm

なお、本製品は4月16日から19日まで米ネバダ州ラスベガスにて開催される全米放送機器展NAB2012の同社ブースにおいて参考出展を予定している。ブース位置はCentral Hall 4325。