ベルデン傘下のミランダ・テクノロジースは1月25日、放送字幕やキャプションに特化した技術を持つ英Softel社(ソフテル)を買収したことを発表した。同社の送出オートメーションiTXシステムとインテグレートすることを目的としている。買収金額などの条件については公にされていない。

Softelのソリューションは、デジタル字幕信号、タイムコード情報等のアンシラリデータの伝送や文字多重放送に対応できる。

2010年10月にオバマ大統領が署名した、「21世紀のコミュニケーションと、2010年のビデオのアクセシビリティに関する法律(CVAA)」を受け、連邦通信委員会(FCC)では2012年1月にIP経由での放送でも字幕を義務づける法案を成立させている。

ミランダおよびソフテルは今後、セカンドスクリーンへの放送において義務付けられた字幕への対応および広告挿入もワンパスで行えるソリューションも提供できるとしており、2社によるインテグレーションを進めている。今夏には形となってお目見えする予定。

(山下香欧)