NTTぷららは2015年12月17日に、ケーブルテレビ事業者向け映像配信プラットフォーム事業者であるジャパンケーブルキャスト(JCC)の株式取得に関する基本契約を締結し、ジャパンケーブルキャストの発行済株式の20.0%を取得したことを発表した。

実際にNTTぷららが株式取得の契約を締結したのは12月8日に遡る。今回の株式取得により、NTTぷららとジャパンケーブルキャストは、ケーブルテレビ事業者向け映像配信サービスの拡充を目指して協業に取り組んでいく。ケーブルテレビ事業者に向けてNTTぷららが提供する「ひかりTV」をカスタマイズし、「ひかりTV with CATV」としてサービスを広げていく模様。この戦略に先立ち、先月NTTぷららとジャパンケーブルキャストでは、愛媛CATVと組んで「ひかりTV with 愛媛CATV」の提供を開始している。愛媛CATVの加入者は「ひかりTV」が提供するビデオサービス(VOD)、テレビサービス、音楽配信サービス、ゲームサービス、ショッピングサービス、電子書籍サービス、アプリサービスが受けられる。

またジャパンケーブルキャストのプラットフォームを利用する全国のケーブルテレビ事業者に対して、NTTぷららのIP映像配信プラットフォームの提供を進めていくという。

(山下香欧)