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「映画の教室 2017 色彩の探求」が開催。映画の色の魅力と多様性を紹介

#EVENT

2017-10-13 掲載

東京国立近代美術館フィルムセンターでは、2017年10月11日、10月25日、11月8日、11月22日、12月6日に「映画の教室 2017 色彩の探求」を開催する(全5回)。会場は東京国立近代美術館フィルムセンター。

映画の色は、理想的な色を求めた作り手たちの創意工夫と、それを支えた技術の発展により育まれてきた。白黒フィルムの時代にはフィルムを鮮やかに染める染色や、フィルムに含まれる銀を異なる物質に変化させ、発色させる調色、コマに色付けを施す彩色などの方法が普及。カラーフィルムが誕生してからもさまざまな試みが行われ、いくつものカラーシステムが生まれた。

今回の「映画の教室」ではアニメーションや記録映画におけるさまざまな試み、国産カラー映画の挑戦、本格的カラー映画時代の意欲的な表現の追求、カラーフィルム以前の色彩を紹介する。各回研究員による解説付きで、映画の色の魅力と多様性を体験できる。入場料は一般520円。定員は151名。

■10月11日(水)7:20pm~
さまざまなカラーシステム (約50分)

1950年代はカラーフィルムが次々と開発・実用化された時代だった。コニカラーで撮影された「かわいい魚屋さん」、イーストマンカラーを用いたアニメーション「ふくすけ」、日本で初めてアグファカラーを使用した記録映画の「ダービーを目指して」、フジカラーで撮影されたアニメーション「黒いきこりと白いきこり」と、さまざまなカラーシステムをアニメーションや記録映画、劇映画を交えて紹介する。

■10月25日(水)7:20pm~
フジカラー(86分)

富士写真フイルム(現:富士フイルム)が開発したカラーフィルムで撮影した「カルメン故郷に帰る」は、国産総天然色映画第一弾として発表された。十分な光量が必要だったため、ほぼ全篇屋外ロケが行われた。自然の美しい色を生かした中でふたりの女性の色彩が鮮やかに映えるよう、衣装やメイクをカラー映画用の色づかいにするなど、さまざまな工夫を試みている。

■11月8日(水)7:20pm~
イーストマンカラー1(86分)

アメリカのイーストマン・コダック社は、1950年に映画用の35mmカラーフィルムを発表した。名キャメラマン宮川一夫は、錦絵や浮世絵などの色を勉強し、木版で摺ったような絵を目指したという。襦袢の真紅など濁りのない色が美しい。宮川は本作で日本映画テレビ技術協会による日本映画技術賞の色彩撮影賞を受賞。

■11月22日(水)7:20pm~
イーストマンカラー2(91分)

1953年に東洋現像所(現:IMAGICA)はイーストマンカラーの現像処理を開始し、大映が“大映カラー”と呼んで特に意欲的に採用した。王朝悲劇の美しい絵巻のような本作は、溝口健二にとっての初めてのカラー映画にあたり、抑えた中にも暗部の色が良く出ているその色彩は、公開当時にも絶賛された。

■12月6日(水)7:20pm~
白黒フィルム時代の色彩(約50分)

調色・染調色を用いた時代劇「元錄快挙 大忠臣藏」と「新版 大岡政談 第二篇」、染色のアニメーション作品「鼠の留守番」と「春の唄」、D・W・グリフィスの「女の叫び」など、これらのシーンや作品に合わせた彩りと、トリック映画「パテ魔法映画三種」のコマに色を施す彩色など、白黒フィルムの時代のさまざまな色彩を紹介する。

映画の教室 2017


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[ DATE : 2017-10-13 ]
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