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[NAB2019:Grass Valley]EDIUS 9.4を発表。待望のアップルのProRes RAW読み込みとProRes出力に対応

2019-04-11 掲載

Grass Valleyブース動画

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ProResの出力とProRes RAWの読み込み機能に対応

グラスバレーは、NABでEDIUS 9.4を初公開した。ブースではEDIUS 9.4の機能公開や実際のデモが行われていた。アップデーターのダウンロード開始は5月8日、バージョン9のユーザーは無償でアップデート可能。

最大の特徴は、アップルのProRes RAW読み込みとProResは422出力の対応だ。特にProRes RAWのサポートは、Final Cut Pro X以外では初対応のノンリニア編集ツールとなる。

ProRes出力に関しても、アップルはこれまで Windows対応編集ソフトからの出力を許可しなかった。EDIUSでは、Mac版が出ない限りは、ProResのサポートは不可能だと思われていた。しかし、2018年12月にAdobe Premiere ProとAfter Effects Windows版でProRes書き出しに対応。EDIUSもそれに続いた形だ。ProRes出力対応によって、EDIUSユーザーのワークフローが変わりそうなぐらいの大きなニュースだ。

ブースのデモで使われれいた9.4はまだベータ版だが、ProResの出力機能は動作していた。RAWの読み込はできない状態だった。

クローズドキャプションの広範囲なサポートを実現

9.4では、クローズドキャプションの機能強化も行われた。クローズドキャプションファイルを読み込んで、クローズドキャプションファイルをサイドカーとして出力できるようになった。

EDIUS 9.3では、埋め込まれてるクローズキャプションをEDIUSで見ることはできていた。9.4では、埋め込みファイルからインポートできるようになった。また、サイドカーファイルをビデオに追加できたり、MCCやSCCのようなクローズドキャプションファイルをインポートもできるようになる。

エクスポートでは、埋め込み情報を含むファイルをエクスポートできたり、サイドカーファイルと一緒にエクスポート可能。クローズドキャプションファイルだけをMCCやSCC形式でエクスポート可能。字幕情報をビデオに焼き付けられる。

MCCやSCC形式でエクスポートが可能

HDRとSDR変換を簡単に実現できる新機能を搭載

HDRのワークフローが改良される。HDRをSDRに変換したり、SDRをHDRに変化したりする際、EDIUSのフィルター機能でプライマリーカラーコレクションの中で自動で調整を行えるようになる。

新しく「HDR/SDR Gain」と「Tone Mapping」の機能を搭載

これまでは、HDRをSDRにするとなんか暗くなるとか、逆にSDRをHDRにしたときに意図した明るさに見えない問題が起きていた。新しく追加された機能は、HDRからSDR、またはBT.2020からBT.709に変換する際に、単純にある明るさ以下のところをばっさり情報切るのではなくて、きちんとソフトにカーブをつけることで情報を残してくれる。

そこでこの機能は、できるだけHDRにをSDRにしたときに同じように見えるようにしよう。SDRをHDRにするときも同じように見えるようにしようというのが大前提となっている。

ソースは自動的に選択されるが、BT.2020やBT.709から、ARRI、キヤノンのLOGなどから選択もできる

パラメーターの追い込みをある程度、EDIUSが行ってくれる。基本的には、ソースも設定が何かなどを自動で読んでくれるし、出力に関しては、プロジェクト設定に準拠する。あまり考えることなく、プライマリーカラーコレクションを当てればほぼ自動でやってくれるというというのがこの機能の特徴だ。

ツール上のインターフェイスを紹介すると、プライマリーカラーコレクションのカラースペースの中に「HDR/SDR Gain」と「Tone Mapping」を新しく搭載。どのように変換するかがすでに設定されているが、ゲイン値をどうとるか?トーンマッピングをどうとるか?いろんなレベルを合わせてゲインをかけるなどを選べる。

HDR/SDR Gainの設定。0dbから12dbまで設定できる

マルチカム機能の改善

マルチカム機能も改善された。これまでマルチカムモードにEDIUSを切り替えて、タイムラインのトラックにカメラを設定して、クリップを置いたりいろいろ煩雑な手順が必要だった。9.4では、ビンの中で複数クリップを選択して、それをマルチカムモードに持っていく仕組みを搭載した。EDIUS上では新しいシーケンスが作られて、中はマルチカムモードになる。カメラを何チャンネル設定しないといけないなど、面倒な手順を排除しているのが特徴だ。マルチカムで並べる際には、頭で揃える、インテン、アウト点、タイムコード、クリップマーカーで同期をさせられる。さらに今後、オーディオを解析しての同期も考えているとのことだ。

実際の手順を紹介すると、複数ファイルを選んで右クリックをすると、マルチカムシーケンスというメニューが出る。

「Multicam Sequence」の画面が表示され、タイムコード、レックタイム、オーディオ、クリップマーカー、クリップイン、クリップアウトのどれでシンクをするのかを選べる。オーディオは将来対応予定でグレーアウトされる。5月8日以降のアップデートで対応予定とのことだ。面白いのはクリップマーカーで、マーカーはタイムラインにいくつも置けるが、その中から合わせるマーカを指定できるようになる。

これだけで完了。あとは、EDIUSの普通のマルチカム編集の流れとなる。シーケンスを別のタイムラインにもっていくこともできるし、ここで作業をしたものをほかと重ねることもできる。このまま出力をして、最終にもっていくことも可能だ。

この他にも、モーショントラッキングが改善される。EDIUSのトラッキングのスピードは結構高速だが、まれにずれてしまったり、外れてしまうことが多かった。9.4では速度を保ちつつより正確にトラッキングができるようになる。


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[ DATE : 2019-04-11 ]
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