PRONEWS

  • imgABOUT
  • imgTWI
  • imgFB
  • imgYTU
  1. トップ
  2.  > 
  3. 特集
  4.  > 
  5. [NAB2019:Grass Valley]EDIUS 9.4を発表。待望のアップルのProRes RAW読み込みとProRes出力に対応
News

[NAB2019:Grass Valley]EDIUS 9.4を発表。待望のアップルのProRes RAW読み込みとProRes出力に対応

#Grass Valley #EDIUS #NAB2019

2019-04-11 掲載

Grass Valleyブース動画

プレスカンファレンス
360°全天球動画
Insta360 ONE Xで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)

ProResの出力とProRes RAWの読み込み機能に対応

グラスバレーは、NABでEDIUS 9.4を初公開した。ブースではEDIUS 9.4の機能公開や実際のデモが行われていた。アップデーターのダウンロード開始は5月8日、バージョン9のユーザーは無償でアップデート可能。

最大の特徴は、アップルのProRes RAW読み込みとProResは422出力の対応だ。特にProRes RAWのサポートは、Final Cut Pro X以外では初対応のノンリニア編集ツールとなる。

ProRes出力に関しても、アップルはこれまで Windows対応編集ソフトからの出力を許可しなかった。EDIUSでは、Mac版が出ない限りは、ProResのサポートは不可能だと思われていた。しかし、2018年12月にAdobe Premiere ProとAfter Effects Windows版でProRes書き出しに対応。EDIUSもそれに続いた形だ。ProRes出力対応によって、EDIUSユーザーのワークフローが変わりそうなぐらいの大きなニュースだ。

ブースのデモで使われれいた9.4はまだベータ版だが、ProResの出力機能は動作していた。RAWの読み込はできない状態だった。

クローズドキャプションの広範囲なサポートを実現

9.4では、クローズドキャプションの機能強化も行われた。クローズドキャプションファイルを読み込んで、クローズドキャプションファイルをサイドカーとして出力できるようになった。

EDIUS 9.3では、埋め込まれてるクローズキャプションをEDIUSで見ることはできていた。9.4では、埋め込みファイルからインポートできるようになった。また、サイドカーファイルをビデオに追加できたり、MCCやSCCのようなクローズドキャプションファイルをインポートもできるようになる。

エクスポートでは、埋め込み情報を含むファイルをエクスポートできたり、サイドカーファイルと一緒にエクスポート可能。クローズドキャプションファイルだけをMCCやSCC形式でエクスポート可能。字幕情報をビデオに焼き付けられる。

MCCやSCC形式でエクスポートが可能

HDRとSDR変換を簡単に実現できる新機能を搭載

HDRのワークフローが改良される。HDRをSDRに変換したり、SDRをHDRに変化したりする際、EDIUSのフィルター機能でプライマリーカラーコレクションの中で自動で調整を行えるようになる。

新しく「HDR/SDR Gain」と「Tone Mapping」の機能を搭載

これまでは、HDRをSDRにするとなんか暗くなるとか、逆にSDRをHDRにしたときに意図した明るさに見えない問題が起きていた。新しく追加された機能は、HDRからSDR、またはBT.2020からBT.709に変換する際に、単純にある明るさ以下のところをばっさり情報切るのではなくて、きちんとソフトにカーブをつけることで情報を残してくれる。

そこでこの機能は、できるだけHDRにをSDRにしたときに同じように見えるようにしよう。SDRをHDRにするときも同じように見えるようにしようというのが大前提となっている。

ソースは自動的に選択されるが、BT.2020やBT.709から、ARRI、キヤノンのLOGなどから選択もできる

パラメーターの追い込みをある程度、EDIUSが行ってくれる。基本的には、ソースも設定が何かなどを自動で読んでくれるし、出力に関しては、プロジェクト設定に準拠する。あまり考えることなく、プライマリーカラーコレクションを当てればほぼ自動でやってくれるというというのがこの機能の特徴だ。

ツール上のインターフェイスを紹介すると、プライマリーカラーコレクションのカラースペースの中に「HDR/SDR Gain」と「Tone Mapping」を新しく搭載。どのように変換するかがすでに設定されているが、ゲイン値をどうとるか?トーンマッピングをどうとるか?いろんなレベルを合わせてゲインをかけるなどを選べる。

HDR/SDR Gainの設定。0dbから12dbまで設定できる

マルチカム機能の改善

マルチカム機能も改善された。これまでマルチカムモードにEDIUSを切り替えて、タイムラインのトラックにカメラを設定して、クリップを置いたりいろいろ煩雑な手順が必要だった。9.4では、ビンの中で複数クリップを選択して、それをマルチカムモードに持っていく仕組みを搭載した。EDIUS上では新しいシーケンスが作られて、中はマルチカムモードになる。カメラを何チャンネル設定しないといけないなど、面倒な手順を排除しているのが特徴だ。マルチカムで並べる際には、頭で揃える、インテン、アウト点、タイムコード、クリップマーカーで同期をさせられる。さらに今後、オーディオを解析しての同期も考えているとのことだ。

実際の手順を紹介すると、複数ファイルを選んで右クリックをすると、マルチカムシーケンスというメニューが出る。

「Multicam Sequence」の画面が表示され、タイムコード、レックタイム、オーディオ、クリップマーカー、クリップイン、クリップアウトのどれでシンクをするのかを選べる。オーディオは将来対応予定でグレーアウトされる。5月8日以降のアップデートで対応予定とのことだ。面白いのはクリップマーカーで、マーカーはタイムラインにいくつも置けるが、その中から合わせるマーカを指定できるようになる。

これだけで完了。あとは、EDIUSの普通のマルチカム編集の流れとなる。シーケンスを別のタイムラインにもっていくこともできるし、ここで作業をしたものをほかと重ねることもできる。このまま出力をして、最終にもっていくことも可能だ。

この他にも、モーショントラッキングが改善される。EDIUSのトラッキングのスピードは結構高速だが、まれにずれてしまったり、外れてしまうことが多かった。9.4では速度を保ちつつより正確にトラッキングができるようになる。


[ Category : , , ]
[ DATE : 2019-04-11 ]
[ TAG : ]

この記事に関連する記事一覧

[ぼくらのEDIUS X]Vol.01 EDIUS Xの魅力をグラスバレー プロダクトマネージャー粟島憲郎氏に聞く

txt・構成:編集部 新しく生まれ変わった「EDIUS X」の新機能を徹底紹介 グラスバレーは、約3年ぶりのメジャーバージョンアップとなる「EDIUS X」を2020年... 続きを読む

[再現NAB2020]まとめ:Grass Valley編

60seconds Shot! ■EDIUS 9 Version 9.52 ■Rio Ver.4.5.8 ■T2 4Kシリーズ 製品レポ... 続きを読む

[再現NAB2020:動画]グラスバレー「Rioバージョン4.5.8」

NAB2020で展示予定だった製品を1分間の動画で紹介するコーナー。グラスバレー社から「Rioバージョン4.5.8」をご紹介いただきました! ... 続きを読む

[再現NAB2020:動画]グラスバレー「T2 4K」

NAB2020で展示予定だった製品を1分間の動画で紹介するコーナー。グラスバレー社から「T2 4K」をご紹介いただきました! ... 続きを読む

[再現NAB2020:グラスバレー]ワークフローの改善と新フォーマットに対応した「EDIUS 9 Version 9.52」

60seconds Shoots 「EDIUS 9」Version 9.52 グラスバレーの「EDIUS 9」Version 9.52では、「Cinem... 続きを読む

[再現NAB2020:グラスバレー]単独で動作する4K DCI/4K UHD/HD/SDに対応したデジタルディスクレコーダー「T2 4Kシリーズ」

60seconds Shoots デジタルディスクレコーダー「T2 4Kシリーズ」 グラスバレーの「T2 4K」は、単独で動作する4K DCI/4K UHD/H... 続きを読む

[再現NAB2020:グラスバレー]3つの大きな機能を追加した「Rio 新バージョン4.5.8」

60seconds Shoots あらゆる場面でのフィニッシングに対応Rio バージョン4.5.8を発表 グラスバレーは「Rio バージョン4.5.8」... 続きを読む

[InterBEE2019]グラスバレーブース:日本開発の編集システムEDIUSとRioの最新バージョンや、8Kリアルタイム編集システムを展示

グラスバレーは放送事業に携わって今年で60年を迎え、End to EndのIPソリューションとしてスイッチャーやリプレイシステムなどのスタジオシステム機器や、東京オリンピックでの活... 続きを読む

[After Beat NAB SHOW 2019]Vol.03 富士フイルム、「FUJINON映像機器内覧会2019」を開催。4K対応46倍ポータブルレンズや新型デマンドを展示

txt・構成:編集部 4K対応ポータブルズームレンズや箱型レンズの実機展示が人気 富士フイルムは、東京と大阪で最新ラインアップ製品を展示する「FUJINON映像機器内覧... 続きを読む

特集記事

Inter BEE 2019 ぼくらのEDIUS X
約3年ぶりのメジャーバージョンアップとなる「EDIUS X」の魅力を紹介。
InterBEE 2019の歩き方 Broadcast & Cinema EXPO 2020
映像制作者、映像業界関係者向け情報イベント配信番組。
ATEM WORLD ATEM WORLD
ラインナップ充実のATEM Miniシリーズの選び方や使いこなしをご紹介。
SIGGRAPH2020 SIGGRAPH2020
オンライン開催されたVFXの祭典・SIGGRAPH2020をレポート。
映像基礎講座 映像基礎講座
映像の基本や基礎知識を学ぶ。映像制作初心者はもちろん、熟練者ももう一度初心に立ち返ろう。
	
Shoot with Vlog cam Shoot with Vlog cam
個人の動画ブログ「Vlog」が隆盛するいま、Vlog用カメラを通して映像を撮ることを数回にわたり考える。
Camera Preview 2020 Camera Preview 2020 Part II
2019年から2020年春にかけて発表された話題の新製品やカメラシステムを紹介。
Camera Preview 2020 Camera Preview 2020 Part I
2019年から2020年春にかけて発表された話題の新製品やカメラシステムを紹介。
AfterCOVID-19 映像業界サバイバル AfterCOVID-19 映像業界サバイバル
社会的危機となっている新型コロナウイルス拡大の状況を分析し、今何が起こり、何が必要で、その後に何が訪れるのかを考えてみる。
Film Shooting Rhapsody 上映編 Film Shooting Rhapsody 上映編
16mmフィルムトライアルルームの荒木泰晴氏によるフィルム特集第2弾。今回はフィルム現像から紹介する。
再現:NAB2020 再現:NAB2020
米国ラスベガスにて開催予定だった世界最大の放送機器展覧会 2020 NAB Showでお披露目される予定だった内容を再現していく。
Film Shooting Rhapsody Film Shooting Rhapsody
16mmフィルムトライアルルームの荒木泰晴氏によるフィルム特集第2弾。
再現:CP+2020 再現:CP+2020
開催中止となってしまったCP+2020をPRONEWS誌面上で再現して行く。
CES2020 CES2020
米国ラスベガスで開催された世界最大の国際家電見本市 CES2020をレポート。
PRONEWS AWARD 2019 PRONEWS AWARD 2019
2019年は映像業界にとってどんな年だったのだろうか。PRONEWS AWARDで部門ごとに振り返る。
  1. トップ
  2.  > 
  3. 特集
  4.  > 
  5. [NAB2019:Grass Valley]EDIUS 9.4を発表。待望のアップルのProRes RAW読み込みとProRes出力に対応