PRONEWS

  • imgABOUT
  • imgTWI
  • imgFB
  • imgYTU

トップ > ニュース > Blackmagic Design製品事例:wTVision、パナマ選挙報道用AR作業の場合

News

Blackmagic Design製品事例:wTVision、パナマ選挙報道用AR作業の場合

2019-08-19 掲載

Blackmagic Designの発表によると、パナマの2019年予備選挙、議会選挙、大統領選挙の期間において、wTVsionがTVNでの放送用に制作したAR(拡張現実)およびグラフィックコンセプションに、同社のリアルタイム合成プロセッサーであるUltimatteを使用したという。

Blackmagic DesignのATEM Television Studio HDライブプロダクションスイッチャーや他の製品も併用してワークフローが構築され、選挙の開票経過、予測、最終結果が国内にインタラクティブに報道された。

パナマを拠点とするTVネットワークTVNは、同選挙に向けてwTVsionと提携した。その理由は、リアルタイムグラフィック、AR、再生アニメーション業界を牽引するwTVsionの同分野における経験にあったという。世界中に複数のオフィスを構えるwTVsionにおいて、このプロジェクトを担当したのは同社のコロンビアオフィスだった。

彼らは自身のオフィスにあるBlackmagic Designワークフローを、選挙報道が実施されるパナマのスタジオに搬送する必要があった。wTVsionでコロンビアを管轄するコマーシャルマネージャー、ジョージ・コソウスキ氏は次のようにコメントしている。

TVNのスタジオだったので、彼らの既存のカメラと照明を使用しなければなりませんでした。私たちはそれに従うしかなかったので、Ultimatteのクロマキーを最大限に生かし、影や照明のあらゆる問題を補正しました。現場ではグリーンバックを使用して、司会者を複数のカメラで撮影しました。

各カメラで異なる角度から撮影することで、少しずつ異なるルックが得られました。Ultimatteでは前景と後景のカラライザーを調整できるので、放送全体を通して画質に一貫性を持たせることができました。

立候補者たちに対する投票結果が明らかになるのに合わせて、wTVsionは選挙の当選者をリアルタイムで知らせるために、各議席を白いグラフィックで表示した。そして、各議席の当選者が決定するにつれ、グラフィックの色を各党を象徴する特定の色に変更した。

視聴者にとって新しく、簡単に理解できるものを作ろうと考えました。数字だけを見ても分かりにくいので、投票結果を議席の色に反映させることで、よりインタラクティブな番組を作成できました。Ultimatteを使用したことで、バーチャルセット上で議席を重ねて表示できたので、複数のグラフィックをブレンドしたり、削除したりする必要がありませんでした。

大統領選挙においても、wTVsionは白いパナマ地図を作成し、各地域で候補者たちに対する投票結果が集計されるにつれ、地図上でそれぞれの地域を示すアイコンを当選者が所属する党を表すカラーに変更した。

投票結果が届き次第、それらの地域を正しいカラーで塗っていく必要がありました。撮影セットは50%が本物、50%がバーチャルだったので、表示される地図のグラフィックに司会者が影響しないよう、マーカーはフロアに置きました。

地図の横には、候補者たちの顔と獲得票数をグラフィックで表示しました。このプロジェクトは、重大な責任を持って正しく行う必要がありました。特にこれは生放送であり、ポスプロで修正できないためです。Ultimatteの合成は、司会者が透明なオブジェクトの背後にいてもシームレスで、歩き回っても問題ありませんでした。

この放送では、ATEM Television Studio HDも役割を果たした。wTVsionはATEM Television Studio HDを使用して、複数の異なるカメラアングルをモニタリングし、映像を途切れさせずにショットを切り替えた。

選挙は非常に動きが多いので、放送ワークフローもそれを反映できるものでなければなりませんでした。簡単に使用でき、かつコンパクトなATEM Television Studio HDは、私たちに必要な機能以上のものをもたらす製品であると証明してくれました。マルチビュー機能では、自分たちのカスタムグラフィックやグリーンバック、その他のエレメントを、一箇所で同時に、簡単に確認できました。

wTVsionのワークフローを締めくくる4台のDeckLink Quad 2キャプチャー・再生カードは、オンエアグラフィックとARに使用された。また、2台のUltraStudio HD Miniキャプチャ・再生デバイスを入出力に使用し、カメラフレームを遅延させてグラフィックと同期させた。他にも2台が全グラフィックオーバーレイ用に使用された。

さらに、複数のMicro Converters BiDirectional SDI/HDMIが全信号のモニタリング用およびビデオの追跡用に使用され、1台のTeranex Mini SDI Distribution 12Gがモニタリング用プログラムフィードの分配に使用された。

今回は、私がこれまでに担当した中で最もエキサイティングなプロジェクトのひとつであり、責任も重大だったことは間違いありません。選挙では、新しい情報をタイムリーに更新する必要がある一方で、間違いを訂正する時間がないため正確性も求められます。

放送時間全体を通して問題が発生しないと信頼できる機器が必要でした。その上で、私はこのプロジェクトがBlackmagic Designワークフローで成功を収めると分かっていました。


[ Category : ]
[ DATE : 2019-08-19 ]
[ TAG : ]

関連する記事

[IBC2019]ブラックマジックデザイン、Adobe Premiere ProおよびAvid Media Composerのサポートが追加されたBlackmagic RAW 1.5を発表

Blackmagic Designは、Adobe Premiere ProおよびAvid Media Composerのサポートが追加された「Blackmagic RAW 1.5」... 続きを読む

[IBC2019]ブラックマジックデザイン、12G-SDIとHDMI 2.0に対応したモニタリング/収録ソリューション「Blackmagic Video Assist 12G HDR」を発表

Blackmagic Designは、モニタリング/収録ソリューションの新モデルとして「Blackmagic Video Assist 12G HDR」を2019年9月に発売する。... 続きを読む

[IBC2019]ブラックマジックデザイン、ビジネスプレゼンテーションに特化したライブプロダクションスイッチャー「ATEM mini」を発表

Blackmagic Designは、YouTubeのライブ配信やSkypeを使ったビジネスプレゼンテーションに特化して設計されたライブプロダクションスイッチャー「ATEM MIN... 続きを読む

トップ > ニュース > Blackmagic Design製品事例:wTVision、パナマ選挙報道用AR作業の場合