H.265/HEVC対応簡易中継装置「Dejero EnGo 260」

株式会社朋栄が国内総販売代理店として活動しているDejero Labs Inc.は、モバイルトランスミッターDejero EnGo、ラックマウント型トランシーバーDejero FlexPoint、エンコーダーDejero PathWay、レシーバーDejero WayPointの各ビデオ伝送ソリューション向けに、コアソフトウェアの最新版Core 5.4をリリースした。

Core 5.4は、主要コンポーネントである、独自のハードウェア/ソフトウェアのHybrid Encoding Technologyによって、帯域幅に制約のある厳しい条件下でも高品質のビデオ伝送を可能にするという。Dejero社の特許取得済みブレンディング技術のSmart Blending Technologyは、接続パスの信頼性を高め、利用可能地域を拡げ、より広い帯域幅を提供する。Hybrid Encoding TechnologyとSmart Blending Technologyは、連携して機能することでネットワーク品質とビデオコンテンツの変化にリアルタイムで応答可能。エンコード処理は、撮影されたシーンの動きの大きさに基づいて動的に行われ、限られた帯域幅の条件でも自動的に画質を向上させるという。Core 5.4の機能は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

■FlexPoint 111で、4K UHD 60fps/60Mbps送受信をサポート
エンコーダー機能とデコーダー機能が統合されているトランシーバーFlexPoint 111において、最大4K UHD解像度まで60フレーム/秒、最大60Mbpsの送受信が可能になります。4K UHDは、LiveモードとRecordingモードの両方でサポートされます。

■双方向のコミュニケーションが可能なインターカム機能を追加
モバイルトランスミッターEnGo 1.3/EnGo 260、レシーバーWayPoint 104など、多くのDejero製品に双方向インターカム通信機能が導入されます。このインターカム機能についてモンテローソ氏は、次のように話しています。

「新しいインターカム機能により、スタジオと現場担当者との間に双方向通話が可能になりました。このインターカム機能は、既存の片方向IFB(Interruptible Foldback)チャネルとは独立しているため、現場関係者との通話とカメラマンへの指示を分ける事が可能になります」

■EnGo 260で4時間のバッテリー運用を可能にする電源管理拡張機能
EnGo 260の電源管理の拡張機能も含まれます。内蔵の充電式バッテリーのライブビデオ送信は、さらに1時間延び、最大4時間のビデオ送信が可能になります。EnGo 260は、より長い動作時間を必要とする利用者向けに、外部ENGカメラバッテリーもサポートしています。

■FlexPoint、WayPoint 50にクローズドキャプション機能を追加
FlexPointトランシーバーと新しいWayPoint 50レシーバーで、クローズドキャプション機能が利用可能となりました。

■256ビット高度暗号化標準により、伝送時のセキュリティーを強化可能
競技場やその他の会場で、唯一利用可能なネットワークに接続する際には、データ保護は特に重要です。Core 5.4は、伝送時のセキュリティーを強化。オプションのストリーム暗号化機能である256ビット高度暗号化標準(AES256)により、パブリックインターネット接続での伝送時にオーディオ/ビデオデータを安全に保ちます。