PRONEWS

  • imgABOUT
  • imgTWI
  • imgFB
  • imgYTU

トップ > 特集 > [NAB2018:ATOMOS]小型、軽量のポータブルモニター/レコーダー「NINJA V」やProRes RAWに対応したSHOGUN INFERNO、SUM…

News

[NAB2018:ATOMOS]小型、軽量のポータブルモニター/レコーダー「NINJA V」やProRes RAWに対応したSHOGUN INFERNO、SUMO19を展示

2018-04-19 掲載

360°全天球動画
RICOH THETA Vで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)

小型、軽量のポータブルモニター/レコーダー「NINJA V」を展示

ブースの注目は、4K60p、1000nitのポータブルモニター/レコーダー「NINJA V(ファイブ)」だ。第一印象はとにかく小さくて軽い。モニターのサイズは5.2インチで厚さは2.5cm、重量は320gしかない。入出力はSDI入力はなく、HDMI 2.0に絞っており、ミラーレスカメラ、DSLR、ゲームのプレイ映像の収録に最適な製品となっている。

5.2インチ小型モニター/レコーダー「Ninja V」 カメラセンサーの出力をHDMI 2.0でキャプチャ可能

手頃な価格で入手しやすいSSDドライブにProResやDNxHRといった編集に最適なコーデックで保存が可能。圧縮コーデックでカメラ内部に保存するよりも、作業時間のロスと画像の劣化を防ぎ、録画時間の制限からも解放される。1TBの小型AtomX SSDminiを使えば、2.5時間の4K収録を実現する。

赤い部分がNINJA Vが採用するSSD「AtomX SSDmini」。従来のSSDよりも20%小さく、標準のSATA IIIコネクタを使用しているため、ATOMOSの従来の製品との互換性がある

SHOGUN INFERNOとSUMO19がProRes RAWに対応

NABで話題のProRes RAW対応レコーダーのデモも行われていた。ProRes RAWの対象機種は、ATOMOSのSHOGUN INFERNOとSUMO19で、4月9日にリリースした無償ファームウェアアップデートで対応となった。

ProRes RAWに対応する編集ソフトは現在のところFinal Cut Xのみで、ProRes RAWをリアルタイムでグレーディグしたり再生が可能だ。タイムラインは、25フレームや30フレームなど異なるフレームレートや、HD、4Kなどの解像度が混在していてもコンバートをして、リアルタイムに再生できる。カメラのメタデータが引き継がれるので、最適なRAWのテンプレートを適用してくれる。

Core i7の10コアのiMac Proを使えば、4ストリーム、4チャンネルぐらいのトラックのビデを同時に再生できるという ProRes RAWでもマルチストリーム編集のパフォーマンスは優れている 「Camera LUT」の設定はカメラのメーカーを元に自動的に適用してくれる

ProRes RAW対応カメラは、ソニーのFS5、FS7、FS7II、キヤノンのC300、C500、パナソニックのAU-EVA1、VARICAM LTなど。ATOMOSは、ミラーレスカメラやDSLRのカメラで収録している人たちへのRAW環境の提供を目標としており、RAW出力対応のミラーレスデジタルカメラやDSLRが登場すれば環境を提供したいとのことだ。

SHOGUN INFERNOはファームウェアのアップデートでProRes RAWに対応する

ATOMOSとアップルは共同でProRes RAWを開発。ProRes RAWのハードウェアのインプレメンテーションはATOMOSが最初で、ソフトウェアのモジュールはアップルから提供されている。

SHOGUN INFERNOとSUMOへの対応の際に懸念となったのがCPUパワーだったという。アップルのProResはCPUにできるだけ負担がかからなく、それでいてクオリティはキープする仕様のため、既存製品のSHOGUN INFERNOでも対応が可能だったとのこと。

今回発表したNINJA Vは、パフォーマンスはSHOGUN INFERNOと同じぐらいで、CPUパワーに限定した話ならばNINJA VでもProRes RAWへの対応は可能とのこと。ATOMOSではいろいろなDSLRのカメラベンダーにコラボレーションの提案をしているという。

ジェロミー・ヤング氏にProRes RAWやNINJA Vについて聞く

ATOMOSの創業者&CEO ジェロミー・ヤング氏に話を聞くことができたので紹介しよう。

ATOMOSの創業者&CEO、ジェロミー・ヤング氏
――お忙しいところ、ありがとうございます。

ジェロミー氏:忙しいなぁ。ほんま。

――関西弁ですか。

ジェロミー氏:関西人だから。

――さっそく質問させていただきます。今回ProRes RAWに対応する最初のメーカーですが、なぜATOMOSさんはProRes RAW対応をリードできたのでしょうか。

ジェロミー氏:アップルとは、ProRes RAWを共同で開発をしました。ProRes RAWは、パソコンではキャプチャできません。レコーダーは必要です。アップルの戦略は、エンドトゥエンドのワークフローです。ATOMOSは最初のステップのカメラからProRes RAWでレコードをする部分を担当しまして、その後Macに素材を転送し、Final Cut Pro Xでクオリティをコントロールとなっています。

――ProRes RAWを使った御社のカメラのオススメを紹介していただくことはできますか

ジェロミー氏:あります。5000ドルから1万ドルぐらいのカメラはRAW出力に対応していまして、その中でもソニーのFS5やFS7はいいですね。240fpsでレコードできます。パナソニックのAU-EVA1は30pとなりますが5.7Kでキャプチャできます。それと本体の価格はちょっと高いですがVARICAM LTにも対応します。あとはキヤノンのEOS C300ですね。

――ProRes RAWの圧縮は、DCTとウェーブレッドのどちらなんですか

ジェロミー氏:秘密!その質問は、アップルにしてください。ただ、ProRes RAWは完璧なフォーマットです。賢いです。

――新しくNINJA Vを発表しましたが、こちらの特長をアピールして頂けますか

ジェロミー氏:NINJA Vは、1000nitのモニターにHDRに対応します。それと4K60pと240pのキャプチャができます。NINJA VのターゲットはソニーのαシリーズやGH5ユーザーです。SHOGUN INFERNOもいいけれど、7インチのモニターで少し大きいと思う方には最適です。

――発売と価格を教えて頂けますか

ジェロミー氏:発売は2018年のQ3を予定していまして、価格は695ドルです。4K60pの製品が695ドルというのは安いでしょう?

――ATOMOSは今後、どのような方向を狙っていきますか

ジェロミー氏:プロダクトラインとしてはSHOGUNとNINJAがメインで、SUMOも強化していきます。コンバーターなども含めてソリューション全体はキープしていきます。

また、新しくAtomXと呼ばれるサブブランドも発表しました。カタログにありますが、SSD、ケーブルなどのATOMOSのペリフェラルをAtomXというサブブランドでリリースしていく予定です。AtomXと書いてあればATOMOS製品で安心して使うことができます。

――今日は、どうもありがとうございました。

[ Category : , ]
[ DATE : 2018-04-19 ]
[ TAG : ]

この記事に関連する記事一覧

[NAB2019:ATOMOS]モニタリング、録画、最大4つのHD-SDIカメラストリームのスイッチングに対応する「Shogun 7」を展示

ATOMOSブース動画 360°全天球動画 Insta360 ONE Xで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ... 続きを読む

[NAB2019]ATOMOSブース(動画)

NAB2019のATOMOSブース動画です。 ... 続きを読む

[NAB2019]ナブブラリVol.06(動画)

NAB2019の会場で気になったところをぶらぶらしながらレポートするコーナー。ATOMOSブースからお届けします。 ... 続きを読む

[CP+2019]ATOMOSブース:「一歩進んだカメラの動画撮影」をテーマに最新カメラとレコーダーを組み合わせたた撮影システムを展示

毎年最新のカメラが集まるATOMOSブースでは、一歩進んだカメラの動画撮影をテーマに、ファームウェアアップデートにより12bit RAW動画HDMI出力に対応するニコンのZ 7/Z... 続きを読む

[InterBEE2018]ATOMOSブース:4K60Pに対応した5.2インチのモニター/レコーダー「NINJA V」を展示

ATOMOSブース 360°全天球動画 RICOH THETA Vで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google Chromeブラウザ... 続きを読む

[After Beat NAB SHOW 2018]Vol.04 注目の360°VRの課題は、どこで、なにで、なにを見るのか

txt:稲田出 構成:編集部 AR/MR/VRがもたらす未来とは テレビは4K/8Kの時代を迎え、解像度的には一般の視聴には充分といえる状況になってきた。テレビの進歩は... 続きを読む

[After Beat NAB SHOW 2018]Vol.03 これまでの放送と、これからの放送〜HDRとSDRがもたらすものとは

txt:稲田出 構成:編集部 これからのHDRとSDRワークフローに必要なモノ 次世代の放送として4K/8Kが目前に迫り一部では開始しており、時代も変化を迎えている。従... 続きを読む

[NAB2018:AJA]KONAやKUMOシリーズの新製品、HDRイメージアナライザーを参考展示。日々変化する映像業界の先端を行く製品ラインナップを展開

AJAブース動画 360°全天球動画 RICOH THETA Vで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google Chro... 続きを読む

[After Beat NAB SHOW 2018]Vol.02 After NAB Show Tokyo 2018レポート02

txt:稲田出 構成:編集部 AfterNABの会場はコンパクトではあるものの、50社近いメーカーが出展している。前回に引き続きブースの紹介をしていこう。 エーディ... 続きを読む

特集記事

SIGGRAPH2019 SIGGRAPH2019
世界最大のコンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術に関する学会・展示会SIGGRAPH2019をレポート。
QBEE2019 QBEE2019
九州放送機器展(QBEE)をいつもの会場練り歩き方式でレポート。
4K・8K映像技術展Report 4K・8K映像技術展Report
東京ビッグサイト青海展示棟にて開催された4K・8K映像技術などの最新技術が一堂に出展する「通信・放送Week2019」をレポート。
DSJ2019 DSJ2019
幕張メッセで開催された国内最大のデジタルサイネージの展示会「DSJ2019」をレポート。
Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019 Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019
米国ハリウッドのパラマウントスタジオ内で開催された映画撮影機材の専門展示会「Cine Gear Expo」をレポート。
After Beat NAB SHOW 2019 After Beat NAB SHOW 2019
東京・秋葉原のUDXにて開催されたAfter NAB Show 2019をレポート。
NAB2019 NAB2019
米国ネバダ州ラスベガスにて開催される世界最大の放送機器展覧会「NAB2019」をレポート。
SXSW2019 SXSW2019
テキサス州オースティンで開催されたSXSW2019をレポート。
CP+2019 CP+2019
パシフィコ横浜にて開催されたカメラと写真の総合展示会「CP+2019」をレポート。
Film Shooting Rhapsody Film Shooting Rhapsody
いまだから知っておきたいフィルムの現状や伝統的な技術などを紹介する。
CES2019 CES2019
米国ラスベガスで開催された世界最大の国際家電見本市 CES2019をレポート。
PRONEWS AWARD 2018 PRONEWS AWARD 2018
2018年は映像業界にとってどんな年だったのだろうか。PRONEWS AWARDで部門ごとに振り返る。
10万円以下のジンバル選び 10万円以下のジンバル選び
一層注目が増している小型カメラジンバルをDJIやZHIYUN、FEIYU TECH、FILMPOWERの4社5機種に渡って比較紹介。
Inter BEE 2018 Inter BEE 2018
千葉幕張メッセにて開催される国際放送機器展“Inter BEE“をレポート。
InterBEE 2018の歩き方 InterBEE 2018の歩き方
今年もInterBEEの歩き方をジャンル別にピックアップし、6種類のコースを紹介。

トップ > 特集 > [NAB2018:ATOMOS]小型、軽量のポータブルモニター/レコーダー「NINJA V」やProRes RAWに対応したSHOGUN INFERNO、SUMO19を展示