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[Digital Cinema Bülow VII]Vol.02 パナソニック三井氏に高いNR効果を発揮するAU-EVA1の新ファームウェアについて聞く

2018-06-12 掲載

txt・構成:編集部

カメラに強力なノイズリダクション搭載でポストプロダクションの負担軽減へ

パナソニックは、シネマカメラのVARICAMシリーズや、最新ファームウェアにアップデートしたAU-EVA1(以下:EVA1)を展示。ブースの注目は、NABに引き続いてCine Gearのタイミングでもファームウェアアップデートを公開したEVA1の新機能だ。商品設計部の三井隆博氏にファームウェアアップデートの詳細について聞いてみた。

パナソニック商品設計部の三井隆博氏
――今年のパナソニックブースの見どころはどこですか?

今回の弊社ブースではVARICAMシリーズからEVA1、GH5シリーズまでのトータルのラインナップで訴求させて頂いております、弊社のカメラのルックは、VARICAMからGHシリーズまで統一感を持たせており、バジェットに応じてカメラを選んで頂くことが可能です。このユーザーの方から高い評価を頂いているトータルのラインナップをアピールしたくて、このような展示とさせて頂きました。

最新の動向としましては、5月31日にEVA1のVer.2.5というソフトウェアアップデートデートをリリースしました。4月2日にVer.2.02をリリースしたばかりですが、いち早くお客様の要望にお応えするたねに、このようなタイミングでのリリースさせて頂きました。

EVA1のファームウェアがVer.2.5にアップデート

最も大きなアップデートは、ノイズリダクションの強化です。これまでもカメラ内でのノイズリダクションを搭載しておりますが、今回はより強力な効果が得られるオプションを追加致しました。

元々パナソニックのカメラは、ノイズリダクションをカメラの中であまりかけない思想で設計されています。ノイズというのは映像信号の中でももっとも細かい信号ですし、ノイズをカメラの中でも消していくと被写体の細かいところが消えていくので、後で再現することはできません。我々としては、ノイズを自然に保ちつつ、ノイズの量をいかに減らすかという思想でこれまでカメラを設計してきました。

EVA1もそんな思想で設計をしており、自然なノイズに仕上げているため、ポストプロダクションのノイズリダクションできれいに落とすことができます。しかし、をご購入頂いたユーザー様からはポストプロダクションでノイズリダクションをかける時間がない、もしくはポストプロダクションを行う時間がないという声を多く頂きました。

このような要望をにお応えするため、Ver2.5ではより高いNR効果を発揮する「SMOOTH」と呼ばれるオプションを追加しました。「SMOOTH」を実行すると、ディテールはわずかにソフトになりますが、ノイズは大幅に低減できます。これにより、いわゆる”撮って出し”のプロジェクトにも安心してご使用頂けるかと思っております。

新しく追加された「SMOOTH」オプション

また、サポートするレンズを4本追加しました。

■キヤノン

  • EF 24-105mm F4L IS II USM
  • EF-S 17-55mm F2.8 IS USM

■タムロン

  • SP 35mm F/1.8 Di VC USD
  • SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD
――EVA1で動かないレンズもあるのですか?

リバースエンジニアリングにてEFマウント対応を行っているため、サポートできていないレンズもあります。サポートするためにはレンズ一本一本の動作検証とソフトウェア対応が必要です。当社のWebサイトに動作検証済みレンズのリストを掲載しておりますので、そちらでご確認頂くことができます。

――そのほかのEVA1の動向を聞かせてください。

バージョンVer.2.02から422Intra 400Mに対応しまして、 Netflixの認定カメラリストに追加されました。それにより、Netflixオリジナル作品で多く使われているVariCamシリーズのサブカメラとして使用頂ける事例が増えております。これはまさに同じLookやLogを継承しているからだと思っております。またEVA1単体としても自主製作映画、ドラマなど日本国内外問わず世界中で使用されており、嬉しい限りです。

――ファームウェアのバージョン2.0でRAWの出力に対応しましたがユーザーの反応はいかがでしょうか。また、最後にEVA1のアピールもお願いします。

ユーザー皆様からの反応は非常にいいですね。RAWが快適に編集できるというのは皆様に喜んでいただいております。また、ATOMOSさんは6月1日にSUMOのファームウェアの公開を開始しまして、5.7K RAWに対応して頂きました。Shogun Infernoのファームウェアはシネギア後にリリースされる予定です。

最後になりますが、今回のCine gearではVariCamシリーズ、EVA1、そしてGHシリーズと、当社シネマカメラの全ラインナップを展示させて頂きました。ハイエンドからローエンドまでルックを統一感を持たせたることで、制作市場の全てのクリエイターにアートのツールを提供したい、そんな想いでやっとここまで揃えたラインナップです。Panasonicの本気度を感じて頂き、ぜひ、素晴らしい映像作品制作のツールとして使って頂けたらと思います。

ブースには非圧縮V-RAWを直接記録するVARICAM PUREをはじめ、VariCam35、VariCamLT、VariCamLTのライブシステムなど、全ラインナップが展示されていた
txt・構成:編集部
Vol.01 [Digital Cinema Bülow VII] Vol.03

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[ DATE : 2018-06-12 ]
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