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[Point of View]Vol.74 今が買い!2017年コンパクトスイッチャー対決

2017-04-07 掲載

txt:小寺信良 構成:編集部

今あるコンパクトビデオスイッチャー総比べ

去る2017年3月13日、プロ用ツールの販売でお馴染みPROGEAR半蔵門にて、「コンパクトビデオスイッチャータッチ&トライ展示会」が開催された。

ライブ配信やマルチカメラ収録で活躍するコンパクトスイッチャーだが、なかなか横並びで比較するチャンスは少ない。それというのもスイッチャーというのは、入力すべて、とは言わないが、ある程度のソースを入力しないと全部の機能をテストできないのだ。したがって日常の展示でも、なかなかすべての機器に対して複数のソースを常時入力し、きちんと動く状態で展示するのが難しい製品なのである。

今回のコンパクトビデオスイッチャータッチ&トライ展示会は、そんなコンパクトスイッチャーを厳選して一堂に集め、自由にテストすることができるだけでなく、メーカーの方からも詳しい説明が聞けるという、国内でもあまり例がないイベントであった。

参加者から熱心な質問が飛び交った、コンパクトビデオスイッチャータッチ&トライ展示会

1日だけの開催だったので、都合がつかなかった方も多かっただろう。そこで今回は、出展された8つのスイッチャーを比較し、どんなユーザーに、またはどんな用途に最適なのか、そのポイントを解説してみたいと思う。なおすべての機器のスペックを同条件で調査が難しいため、比較表などは後日アップデートされる可能性がある。時々思い出して再アクセスしてみて欲しい。

Overview

今回出展されたスイッチャーは以下9モデルだ。ご存じのモデルも、そうでないモデルもあるだろう。まず細かい比較に入っていく前に、各モデルの概要をざっと理解しよう。

メーカー 製品 System5価格(税抜)
Roland V-1HD ¥115,200
V-1SDI ¥180,000
VR-4HD ¥270,000
BlackMagic Design ATEM Television Studio HD ¥111,520
Sony MCX-500 ¥234,000
Ensemble Designs BrightEye NXT 430 ¥740,000
Convergent Design Apollo ¥446,000
Panasonic AW-HS50 ¥247,500
■V-1HD

V-1HDは、2015年発売のHDMIベースのスイッチャー。コンパクトながら上下2段のABバス切り換えスタイルで使えるスイッチャーだ。


■V-1SDI

V-1SDIは2016年発売のモデルで、V-1HDのパネルを継承しつつ、SDIベースとなったもの。操作性は同じだが機能が微妙に違っている。


■VR-4HD

VR-4HDは、2016年末から発売開始のネット中継などで重宝されてきたVRシリーズの最新モデル。オーディオミキサーと合体しているのがポイントだ。入力をHDMI中心とすることで小型化を図っている。


■ATEM Television Studio HD

ATEM Television Studio HDは、2017年2月から発売開始の新製品。低価格スイッチャーの草分けとなったATEM Television Studioの後継機で、より小型化され、本体パネルだけでもある程度の操作が可能になったのがポイントだ。


■MCX-500

MCX-500は2016年に発表され、ソニーもついにコンパクトスイッチャー業界参入として騒がれたモデル。2017年1月から発売されている。薄型ながらSDIベースのシステムが組めるところがポイント。


■BrightEye NXT 430

BrightEye NXT 430(BENXT-430)は、そもそもEnsembleDesignsという会社からご説明したほうがいいかもしれない。EnsembleDesignsはVDAやADA、コンバータ、ルーターなど、大型ポストプロダクションシステムのバックエンドでよく知られたメーカー。そこにBrigtEyeというコンパクトシリーズがあり、BENXT-430はその中のルーター兼スイッチャーだ。発売は2015年。


■Apollo

ApolloはConvergent Design社の製品で、基本的には4パラ収録が可能なレコーダーだが、画面をタッチしてスイッチングもできるというユニーク商品。発売は2015年。


■AW-HS50

AW-HS50は、2010年発売とかなり前の製品だが、元々はリモートカメラとコントローラの3つで「50シリーズ」として発売されたものだ。SDIベースのコンパクトスイッチャーがなかった時期に、中継などに便利だとしてよく使われてきたモデルである。

元々はカメラコントローラとシリーズで販売開始されたもの

映像入力から見える性格

各スイッチャーでどんなシステムが組めるのか、まずは対応入力からチェックしてみよう。

製品 クロスポイント 入力タイプ 入力フォーマット 入力混在 外部同期 内部処理
V-1HD 4 HDMI 720/60P, 1080/60i/60P
(※1)
× 4:2:2/8bit
V-1SDI 4 SDI×3
HDMI×2(※2)
720/60P,1080/60i/60P
(※1)
× 4:2:2/8bit
VR-4HD 4 HDMI×4
RGB
コンポジット
720/60P,1080/60i/60P
(※1)
× 4:2:2/8bit
ATEM TS HD 8 HDMI×4
SDI×4
720/60P,1080/60i/60P/24P/30P
(※3)
× 4:2:2/10bit
MCX-500 4 SDI×4
HDMI×2
コンポジット×2(※4)
1080/60i,720P,480i × 非公開
BENXT-430 2~13 SDI×9
SFP×2
720/60P,1080/60i/60P/24P,480i
(※3)
非公開
Apollo 4 SDI×4
HDMI×1(※2)
1080/60i/60P,UHD 4K/30P,
DCI 4K/24P
× × 4:2:2/10bit
AW-HS50 5 SDI×4
DVI-D×1
SDI×4
DVI-D×1
× 4:2:2/10bit
1)1080ならi/P混在可能。VR-4HDはHDMI入力4にPC解像度も対応可能なスケーラーを搭載
2)1系統がSDIとHDMIの選択式
3)24Pは23.98と24両対応
4)同時に使用できるのは4入力

表では便宜上60i、30p等と表記しているが、正確には59.94i、29.97pであることをご承知置き頂きたい。24pなど整数値にも対応している場合のみ注記している。

VR-4HDの背面パネル

コンパクトスイッチャーではボディサイズも限定されるので、映像入力数は4程度となる。カメラがHDMIなのかSDIなのかで、必然的にシステム全体のバジェットが変わってくるわけだが、特にHDMIでいいというなら、V-1HD、VR-4HDということになる。

ATEM Television Studio HDの背面パネル

SDIともなれば選択肢は多いが、ATEM Television Studio HDはHDMIもSDIも4入力ずつあり、価格も安いので、コストパフォーマンスは高い。

MCX-500は注目のスイッチャーだが、基本的には同社のNXCAM「HXR-NX5R」と組み合わせて使うことを主眼に置かれている。システムが1080iベースということと合わせると、仕事的にはテレビ放送向けという性格が強い。

BENXT-430はスペックだけ見るとすごそうだが、基本的にはルーティングスイッチャーなので、入力数と出力数が自由にアサインできる。通常スイッチャーは、多入力→少出力となるものだが、逆に分配機・コンバータとして少入力→多出力にもできるという意味ではクリエイティブ向けというよりは、設備系のスイッチャーである。

BENXT-430の背面パネル

Apolloは基本的にはレコーダーだが、4入力されたものをマルチ収録するだけでなく、画面タッチでスイッチングして、その映像も出力/収録できるという変わり種だ。編集重視の映像制作ながら、現場である程度映像をまとめておきたいという場合には、コンパクトなシステムで完結できるだろう。

Apolloは底面にSDI入出力がある

この中で外部同期がかかるのはATEMとBENXT-430だけである。既存システムに追加で組み込めるコンパクトスイッチャーは、意外に少ない。

AW-HS50の背面パネル

出力から見た特長

では映像出力をチェックしてみよう。基本的にはPGM出力がどういうタイプなのかで、ある程度用途も決まってくるのだが、それだけではないポイントもある。

製品 出力数 PGM出力タイプ 出力フォーマット マルチビュー AUXバス ストリーミング 録画機能
V-1HD 2
(※5)
HDMI 720/60P,1080/60i/60P
(※7)
× ×
V-1SDI 3
(※5)
SDI
HDMI
720/60P,1080/60i/60P
(※7)
× ×
VR-4HD 3 HDMI
RGB/
Component
720/60P,1080/60i/60P,480i/P,VGA~WUXGA
(※6)
× USB3.0 ×
ATEM TS HD 4 SDI 720/60P,1080/60i/60P/24P/30P(※3) × ×
MCX-500 3 SDI
HDMI
コンポジット
1080/60i,720P,480i × Ether
BENXT-430 2~13 SDI×9
SFP×2
720/60P,1080/60i/60P/24P,480i(※3) × × ×
Apollo 3 SDI×2
HDMI
1080/60i/30P
(※6)
× ×
AW-HS50 3 SDI×2
DVI-D
720/60P,1080/60i/60P/24P,480i(※3) × ×
5)HDMIマルチビュー出力をPGM、PVWに変更可能
6)本体にマルチビュースクリーン内蔵
7)PVW出力で代用可能

変わった出力という点では、VR-4HDのRGB/Component出力は注目だ。ホール設備のプロジェクタなどは未だアナログRGBの場合もあり、最新スイッチャーの割にはなかなかそこは捨てられないということだろう。

AW-HS50のDVI-Dは、7年前の発売ということを考えれば妥当だ。当時はHDMIがそれほど普及しておらず、どうしても必要ならDVI-HDMI変換を行なうケースが多かった。

また中規模のシステムでは、AUXバスが必要になるケースも出てくる。この中で対応しているのはATEM、BENXT-430、AW-HS50ということになる。ただV-1HDやV-1SDIはマルチビュー出力がPVW出力に切り換えられるので、トランジションやキーヤーを使わなければ、PGMと2系統のスイッチングができる。

BENXT-430はAUXバスというよりも、複数の出力にバラバラに映像が出せるので、ある意味AUXの塊のような機器というとらえ方もできる。

現場収録という視点で見れば、元々レコーダーであるApolloは別格として、MCX-500はAVCHDでメモリーカードに収録ができる。かつてローランドのVRシリーズも本体収録ができたが、ネットのストリーミング中継用途がメインになってくるとあまり使われず、なくなっていったという経緯がある。そういう意味ではVR-4HDのUSB3.0によるストリーミング対応は納得の歴史なのである。

オーディオ対応から見えるシステム構築

スイッチャーとは本来映像だけを扱うものだが、SDIのエンベデッドの利用が広がり、HDMIにも音声が乗るようになってきた関係で、オーディオが扱えるスイッチャーが増えてきた。ただ、そのオーディオをどこまで本格的に面倒見るかというところで、各メーカーのポリシーが分かれるところだ。

製品 オーディオ入力端子 入力タイプ オーディオ出力 内部処理 エフェクト
V-1HD 6 HDMI×4、
RCA、MIC(ステレオミニ)
HDMI、RCA、Phone 48kHz/24bit
V-1SDI 6 SDI×3、HDMI×2(※2)、
RCA、MIC(ステレオミニ)
SDI、HDMI、
RCA、Phone
48kHz/24bit
VR-4HD 11 HDMI×4、
XLR/TRS×4、RCA、
ステレオミニ、USB
XLR、RCA、
USB、Phone
48kHz/24bit
ATEM TS HD 10 HDMI×4、SDI×4、
XLR×2、Mic In
SDI、HDMI、Phone 48kHz/24bit ×
MCX-500 5 SDI×4、HDMI×2(※8)、
XLR(ペア)
SDI、HDMI、RCA、Phone 48kHz/16bit ×
BENXT-430 2~13 SDI×9、SFP×2 SDI、SFP 非公開 ×
Apollo 6 SDI×4、HDMI、ステレオミニ SDI、HDMI、Phone 48kHz/24bit ×
AW-HS50
8)2系統がSDIとHDMIの選択式

この点ローランドは元々楽器メーカーで、ミキサー製品も多いため、オーディオまで完パケレベルで扱っていこうというところに特長がある。エフェクトもEQはもちろんのこと、リミッター・コンプレッサーも装備している。特にVR-4HDは、入力レベルを自動的に調整するオートミキシング機能を備えており、音声処理の苦手なユーザーにとっては強力な味方となるだろう。

4系統ものXLR入力を備えるのはVR-4HDだけ

ATEM Television Studio HDは、4系統のSDI出力を備えている。このSDIに音声をエンベデッドして、PGM映像・音声やトークバックをカメラマンに送り返すことができるのはユニークだ。当然システムを組むにはそれなりの知識が要求されるが、この価格ながら比較的大がかりな撮影にも対応できるという点で、コストパフォーマンス的にも優れている。

MCX-500のXLR入力は、一見マイク入力のように見えるが、実はステレオペアのLINE入力だ。マイクを入力するためには、別途ミキサーが必要になる点は、機能的に意外なバランスと言える。

オペレーションから見えるコンテンツ

映像・音声の入出力から、システムの規模は推し量れる。しかしもう一つの切り口として、実際にどのようなオペレーションができて、それによってどんな表現ができるのか、当然そういう方向からの選択肢というのはありうるわけである。

製品 BUS Type Transition Keyer PinP Frame
Memory
DSK FTB
V-1HD A/B Disolve
FAM
NAM
Mosic
Wipe
1(Lumi,chroma) ○(※10) ×
V-1SDI A/B Disolve
FAM
NAM
Mosic
Wipe
× ○(※10) 1(Lumi,chroma)
VR-4HD Selector Disolve
FAM
NAM
Mosic
Wipe
×
(※10)(※11)
1
(Lumi,chroma)
ATEM TS
HD
Selector+
A/B(※9)
Disolve
Wipe
Stinger
DVE
1
(Lumi,chroma,
External)

(2系統20枚)
2(Lumi,
External)
MCX-500 A/B Disolve
Wipe
2
(Lumi,chroma)
× × ×
BENXT-430 Selector Disolve × × ×(※10) × ×
Apollo Selector × × × × × ×
AW-HS50 A/B Disolve
Wipe
1
(Lumi,chroma,External)

(2系統)
×
9)外部コントローラ、ソフトウェアを使えば1M/Eに
10)入力映像の静止のみ
11)ソフトウェアから静止画伝送可能

BUS TypeとしてSelectorとしたのは、映像切り替えクロスポイントが1列で、2列ではないタイプのことである。基本的にはカットチェンジだが、設定によってはディゾルブにもできる。ただその変更はメニュー内に入らなければならないため、フィーリングでカットとディゾルブを使い分けるというオペレーションには向いていない。

V-1シリーズは、小型ながらA/B BUSスタイルで使える点が評価されている。小さいTバーも備えており、スイッチャー経験者には使いやすいだろう。ソフトウェアからの制御も可能だ。

ATEMは本体パネルだけを操作するならSelector方式だが、これはあくまでも簡易用途のためにあるだけで、本来の能力を引き出すためには別途ハードウェアのコントロールパネルや、ソフトウェアで操作するのが基本の製品だ。

ソフトウェアからもコントロール可能

MCX-500はA/B BUSスタイルだが、フェーダーがなくAUTO Takeのみである。実際AUTOで事足りるようになっているのは事実だが、Wipeを任意の場所で止めて2画像を比較検討するような作業には向いていない。

キーヤーに関しては、小型ゆえに数が少ないのは致し方ないところだ。その中でもATEMの1キー+2DSKは立派なスペックである。V-1は、V-1HDではM/E列のエフェクトの1効果としてキーがあったので、エフェクトと併用できなかった。V-1SDIになってキーヤーのみDSKに移動したので、併用できるようになった。

どれもクロマキーを備えているが、機能的にはシンプルなので、実写合成用というよりもブルー・グリーンバックでカラータイトルを抜くといった用途である。またタイトラーからのテロップ出力を合成するのに必須のエクスターナルキーを備えているものは、ATEMとAW-HS50のみだ。ローランドのスイッチャーは、エクスターナルキー装備のものがV-1200HDとV-800HDしかなく、コンパクト系には付いていない。

カメラへのタリーに関しては、ATEMは同社製Studio Cameraを使えば、トークバックとともにSDI1本で返すことができる。MCX-500は、同社製リモートコントロールユニット「RM-30BP」を使えばHXR-NX5Rにタリーを返すことができる。VR-4HDとAW-HS50はマルチコネクタでタリー出力が出るので、汎用のコネクタとタリーを買ってくればタリーが使える。

総論

現在国内市場でよく使われているコンパクトスイッチャーを比較してみたが、それぞれに個性があり、単純に価格比=性能比でもないことがお分かり頂けたかと思う。要するに安いものでも現場に合わなければ無駄な買い物だし、高ければオールマイティに使えるかといえばそうでもない。

V-1HDとV-1SDIはコントロールパネルがほぼ同じなので、同じ物のHDMIバージョン、SDIバージョンだと思われがちだが、キーヤーやエフェクターの実装方法が異なるので注意が必要だ。V-1HDは、かつてローランドが得意としたVJ的な要素がエフェクトに色濃く残っている。後発のV-1SDIは、フォーマルな放送用途に対応できるよう設計が見直された。

VR-4HDはHDMIベースであるが、音のフェーダーを装備、オートミキシング機能を備えたのがポイントだ。複数ソースの音声ミックスや切り換えまで含めたワンマンオペレーションをやるなら、現時点ではこれしか選択肢はない。

ATEM Television Studio HDは、高機能でコストパフォーマンスに優れた1台だが、本体のみで操作できるのは映像・音声の簡単なスイッチングに限られる。それで十分な現場なら高コスパだが、すべての機能を引き出すには別途コントロールパネルが必要だ。執筆時点でのATEM 1 M/E Broadcast Panelは税抜567,800円なので、フル機能が必要ならそれほど安いシステムにはならない。

MCX-500は薄型スタイリッシュで注目度は高いが、同社製カメラとコントローラー前提のところがあり案外汎用性に欠けるのが残念だ。できることは少ないがそのぶんオペレーションは簡単なので、スイッチャー初心者でもそれなりに使えるところがポイントだろう。

BENXT-430は元々ルーターなので、演出的なスイッチングが要求される現場には向かない。ホールや大会議室で分配なども兼ねるといった複雑な要件の設備に投入すると、トータルの設備コストを押さえて面白いことができるだろう。

Apolloはマルチ収録がメインのため、本来はスイッチャーの土俵で語る製品ではない。だが素材が全部バラだと大変なので、現場で軽くスイッチング収録もしときたいという時には便利だ。ただし4ソースに限られるので、現場規模は「ある程度まで」という制限がつく。

AW-HS50は、今となっては珍しくなったDVI-Dの入出力ができるということで、業務レベルではこれがベストという解も未だにあるだろう。機能的にも豊富なのだが、そのぶん限られたボタンでオペレーションしなければならないため、オペレーションにはトレーニングが必要になる。もうそろそろ後継機も欲しいところだ。

まだオペレーションに関してはご紹介しきれない部分も多いが、操作フィーリングだったり考え方に馴染むかといったことは、人によって感じ方が異なる。機会があればショップや展示会に足を運んで、実際に触って確認していただければと思う。

スイッチャーはカメラと違い、複数台あっても1つの現場で同時に稼働するというものでもない。だから選択が難しいのだ。一方で現場に合うものを導入すれば、これまで諦めていたことが現場でできるようになったり、新しい仕事や表現の可能性が拡がるのも事実だ。ご自分の用途と仕事のバジェットを睨みながら、ぜひ失敗のない買い物をしていただきたい。


WRITER PROFILE

小寺信良 業界で噂の新製品を、AV WatchやITmediaのコラムでもおなじみの小寺信良氏がレポート。


[ Writer : 小寺信良 ]
[ DATE : 2017-04-07 ]
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