米Googleがソーシャルツールバーを開発する米Meedo社を買収したことが明らかになった。これはMeedo社の公式ブログで6月4日(現地時間)に発表されたもの。

Meeboは2005年にカリフォルニア州マウンテンビューに設立したベンチャー企業。複数のインスタントメッセージング(IM)アカウントを統合できるWebベースのIMサービス「meebo」をはじめ、Webサイト運営者や広告主が訪問者の反応を分析できる「Meebo Bar」で知られている。Meebo Barは広告表示やソーシャル機能を兼ね備えており、そのページについてFacebookやTwitterなどコメントやリンクを共有したり、また、そのバーを埋め込んでいるページと関連性の高い広告が表示されるようになっている。Meeboツールを使うユーザーは月約1億人というデータが、昨年12月に米ComScoreから出ている。

今回のGoogleが支払った金額については不明だが、All Things Digitalが5月に報じた内容によると、買収金額は「約1億ドル」。今回、IT系ブログネットワーク「TechCrunch」でも、関係者からの情報で噂通り1億ドルであることを確認したという。

Google社側の声明によると、MeeboチームはGoogle内で「Google+」向けツールの開発に取り組むことになるという。

(山下香欧)