オリンパス株式会社は、防塵防滴・耐低温(-10℃)性能を備え、マスターレンズの焦点距離を2倍にするテレコンバーター「M.ZUIKO DIGITAL 2x Teleconverter MC-20」を2019年6月28日に発売する。希望小売価格は税込55,350円。

同製品は、マスターレンズの描写性能を活かしたまま、焦点距離を2倍に拡大するテレコンバーター。「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」、「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」に加え、現在開発中の「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO」にも装着可能。M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROに装着すると、35mm判換算1200mm相当の超望遠撮影が手持ちで行える。

左:M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO+MC-20+OM-D E-M1X
右:M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO+MC-20+OM-D E-M1X

また、最大撮影倍率0.48倍という35㎜判換算で等倍に近い0.96倍の撮影が可能。深度合成を活用することにより、被写界深度が浅くなりがちな超望遠レンズの撮影でも全面にピントの合った作品をつくることができるとしている。

離れた距離からでもほぼ等倍(0.96倍・35mm判換算)の撮影が可能

M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO+MC-20

4群9枚のレンズ構成にHRレンズを採用することにより、色収差をはじめとした各収差の発生を抑制。マスターレンズの光学性能を活かしつつ、焦点距離を2倍に拡大し、ゴースト・フレアの出にくい設計となっている。

マスターレンズの光学性能を活かした描写性能を実現

マスターレンズは、テレコンバーターを装着してもパフォーマンスを発揮できるように設計されており、AF速度が落ちることなく、高速AFで一瞬を捉えることが可能だという。防塵防滴・耐低温を備え、5軸手ぶれ補正にも対応している。