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[CES2018]Extra.01 停電のエレクトロニクスショーその時考える“電気”のこと

2018-01-23 掲載

txt:小寺由子&編集部 / 構成:編集部

印象的だった今年のCES2018

1月12日に幕を閉じたCES2018。様々な余韻を残しながら、例年にない大きな変化が見られ潮目だった会だったと言える。PRONEWSでも1月特集では収まりきらなく積み残した情報がいくつかある。これから数回はCES2018のエクストラ版としてお送りする。

CES2018のトピックスとしてはスマートフォン、IoT、AIから自動運転技術、ヘルスケア、教育とまさに多岐に渡る印象であったことはすでにお伝え済だ。一方でそれらの入り口とも言えるスマートフォンや、ケース、ヘッドホンその周辺機器のボリュームも大きかったが中でも多数ブースを構えていたのがバッテリー関連製品。奇しくもCES開催期間中、メイン会場のLVCC(LasVegas Convention centor)のセントラルホールが停電になるというアクシデントが発生。

一時ホールを閉鎖する事態となり、運営側は他会場へ参加者を誘導したが、LVCC以外の別会場へ移動する人たちで交通網も大渋滞、別会場のホテルの会議場も人、人、人で溢れた。まさに電気製品や通信機器を扱う展示会において電気は生命線、電気がなくては何もできない皮肉な状況を浮き彫りにした。そう、どんな映像撮影も、配信も、クラウドサービスも、電気がないと機器は動作せず、通信網にも接続できない…。

停電…困った時のバッテリー頼み

MIDLAND(米国・カンザスシティの無線通信機、アウトドアギアのブランド。1月発売予定の最大950Whのポータブル電源)

そんなCESの停電トラブルを予見していたわけではないだろうが、会場内では大小様々なブースで屋外用の大容量リチウムバッテリー内蔵充電器、またそれを給電するためのソーラーパネルのセットにしたソリューション展示を多く見かけた。大きなブースではアメリカらしいピックアップトラックや大型バン、テントにピクニックチェアなどを設置したり、中にはキャンプファイヤーをディスプレイに炎の映像を出して演出するなど、「電源をいつでも、どこでも」をキーワードにアウトドア利用をイメージさせる展示がほとんど。

Jackery(米国・2011年創業。創設者は元Apple社で品質管理のマネージャー。iPhone用のバッテリーケースからスタートしたブランドからは防まつ対応のポータブル電源)

映像機器の小型化により、USB給電対応のものも増え、モバイルバッテリーを複数持つ読者も多いだろう。屋外での撮影に機材専用のバッテリーを複数持ち込むのか、それともUSB給電できるものは外部から大型のリチウムバッテリーから電源を取るのか。屋外での撮影に選択肢が増えそうだ。

ACOPOWER(米国・カリフォルニア。アウトドア用のUPSを展開するブランド。今回のCESでは大型バッテリーだけでなくバッテリー内蔵冷蔵庫も展示)

また会場では「スマートバッグ」と呼ばれるリチウムバッテリー内臓のスーツケースなどのかばん類やバッテリー内蔵ベルトなども見かけ、まさに「いつでもどこでも」電源を得るツールを多く見かけた。

機材を運ぶかばんと共に、また身につけながら充電とまさに「いつでも、どこでも」電源を確保できる。急速に拡大するモバイル機器とバッテリー関連製品。バッテリーの需要もより大容量が求められる一方でトラブルも少なくない。

GoWearTech(ベルトタイプとかばんに取り付けるショルダーベルトの2タイプを展示していたBatteryBelt)

この急速に拡大するバッテリー関連製品に合わせ、運搬する航空レギュレーションも各社対応に追われているのだろう。2018年1月初め、香港のキャセイパシフィック航空はこのスマートバッグについての対応方針を発表した。

要約するとリチウムイオンバッテリーが取り外せないスマートバッグは受託(預け入れ)、持ち込み共に受け付けない、というものだ。バッテリーに限った話ではないが、進化する技術と安全性に対しての法整備は後追いになり、都度ルールは変わるのが常だ。撮影時の機材運搬に大きく関わることなので今後もリチウムイオンの技術進化と輸送対応の輸送企業各社の対応には今後も注視したい。

txt:小寺由子&編集部 / 構成:編集部
Vol.07 [CES2018] Extra.02

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[ DATE : 2018-01-23 ]
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