PRONEWS

  • imgABOUT
  • imgTWI
  • imgFB
  • imgYTU

トップ > 特集 > [NAB2018:ARRI]ラージフォーマットの4Kセンサーを搭載した「ALEXA LF」やSkyPanelのファームウェア4を展示

News

[NAB2018:ARRI]ラージフォーマットの4Kセンサーを搭載した「ALEXA LF」やSkyPanelのファームウェア4を展示

2018-04-17 掲載

ARRIブース動画

360°全天球動画
RICOH THETA Vで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)

ラージフォーマットの4Kセンサーを搭載した「ALEXA LF」

4Kセンサーを搭載したALEXA LF

一番の目玉はALEXA LFの展示だ。ALEXA LFは、今年2月にARRIが満を持して発表した4.5Kフルサイズ対応のシネカメラ。今世界中で使われているALEXAのセンサー技術をそのままに、サイズを4.5Kのフルサイズに広げて、ALEXAの画質、信頼、ワークフローそのままにフルサイズの撮影が可能なカメラ。

センサーはレンズマウントに取り付けられている

ALEXA LFのセンサーは、レンズマウントに取り付けられている。通常のカメラのセンサーは、カメラの筐体に取り付けるのが一般的だが、重たいズームレンズを取り付けたときにセンサーに対して光軸がずれてしまうことがある。ALEXA LFのセンサーはレンズマウントに取り付けているので、重たいレンズを取り付けても光軸がずれない設計になっている。

ALEXA LFのラージフォーマットセンサーに最適化されたLPLレンズマウントを採用

ALEXA LFのフルサイズに合わせて新しく発表したのがLPL(ラージポジティブロック)という新規格のマウント。現在、業界標準のPLマウントは映画撮影用16mm、35mmフィルムカメラ用に開発したレンズマウントで、フランジバックは52mmと規定している。52mmのわけは、ミラーシャッターが組み込まれていた分、レンズとカメラの間に距離をとる必要があったため。

ALEXA LFのLPLマウントでは、デジタルカメラになることでミラーシャッターを考慮しなくてもよく、フランジバックは44mmに短くしている。また、口径をフルサイズ用に広げて、レンズの設計の自由度を上げたレンズマウントを実現している。

LPLマウントラージフォーマット対応の単焦点レンズシリーズ「シグネチャープライムレンズ」

鏡筒にマグネシウムを採用したARRIシグネチャープライムレンズ

LPLマウントに対応したARRIブランドの新レンズ「シグネチャープライムレンズ」も展示されていた。12mmから280mmまでの16本取り揃える予定で、まずは6月から出荷を開始する。標準セットから随時本数を増やしていく予定。

筐体にマグネシウムを使用しており、これまでのアルミより20%ほど軽量化している。また、ハリウッドなどで求められている柔らかいボケやクリーミーな絵のようなルックを目指しており、かつ、デジタルカメラ向けにより適した光学系を採用したレンズとなっている。

ALEXA LFカメラとシグネチャープライムレンズの実機デモ

ALEXA LFカメラとシグネチャープライムレンズの実機デモも行われており、ラージフォーマット特有のボケ感を実現していた。

上の写真のALEXA LFカメラとシグネチャープライムレンズで撮影された様子

フルサイズとスーパー35を同じワーク、同じ距離、同じカメラの設定で同じ画角を撮影すると、フルサイズはスーパー35と比べてもより望遠系のレンズが必要になる。それによってよりボケ感が強調される。また、より人間の目に近い自然なパースペクティブのために、立体的かつ近景が浮き上がるような立体的な絵を撮ることができる。

ALEXA MiniやAMIRAで実績のあるFSNDフィルターを独⽴した製品としてリリース

ARRI製のNDフィルターを展示

ARRI製のNDフィルターの展示も行われていた。特長は、他社のNDフィルターに比べて転びが少ないところ。また、コーティングを強化して傷がつきずらくなっている。

フィルターにはシリアルナンバーやバーコードが刻印されている

さらに、モデル名やバーコードがレーザーで刻印されており、レンタル会社などでストック管理がしやすくなっている。また、シリアルナンバーが入っており、フィルターを個体で管理することができるようになっている。

AMIRAの512GBのメモリカードやARRIRAW対応が発表された

AMIRAには、2つニュースがある。1つは、これまでAMIRAの収録メディアはCFast 2.0のカードに対応しており、容量は256MBまでだったが、新しいSUPがリリースされ、サンディスクの512GBのメモリカードに対応した。収録時間が2倍に伸びるようになった。

もう1つのニュースは、年内にAMIRAがARRI RAWに対応することだ。現在は、ProResの収録のみだが、有償のライセンスを導入することによって2.8KのARRI RAWに対応する。

ARRI製のスタビライザーを展示

シネマトグラフィーとブロードキャストに対応するartemis

ARRIのスタビライザーの展示も行われていた。Sachtlerから引き取ったartemis、去年InterBEEでも紹介されていたTrinity、MAXIMA、それらに加えて新しいのがリモートヘッドの「SRH-3」などが展示されていた。SRH-3の搭載カメラは他社製でも対応でき、最大積載重量は30kg。その積載重量に対して、業界でもっとも小さくてコンパクトで軽いリモートヘッドとなっている。

5軸ハイブリッドスタビライザTRINITY 3軸のリモートヘッド「SRH-3」 3軸ジンバルのMAXIMA

バラストの新製品やSkyPanelのファームウェア4を展示

新製品のEB MAX 6/9

照明のコーナーではEB MAX 2.5/4、EB MAX 6/9、EB MAX 12/18バラストの3つの新しいEB MAXバラストが早速展示されていた。1000Hzや300Hzでの高速周波数に対応し、オートスキャンといった新しい機能がどのレンジのバラストにも搭載されている。レンタル会社などが棚に置いたときに、ハンドルとスイッチのところを赤くすることによって遠くからでもひと目でわかるようになっている。

また、SkyPanelにファームウェア4のアップデートが発表された。無償のファームウェアのアップグレードで、10の機能が追加される。そのうちの1つはx,yコーディネイトという機能で、ほかの照明からスペクトロメーターなどで参考になる光を計ってカラースペース上のx,yの座標を調べ、その数値をスカイパネルに入力すると同じ色を再現できるという機能だ。

それ以外にでも、今まであったエフェクトモードに新たに溶接や高速道路を通り抜ける街頭を模擬、蛍光灯のフリッカーを模擬、爆発などの4つの新しいエフェクトを追加した。

これまでにエフェクトの中にパトカーというものがあったが、赤と青のアメリカのパトライト仕様のもので日本では使いづらかった。今回のアップデートで国内でも使いやすい赤のみのパトライトモードも追加された。

また、SkyPanelをステージや劇場でより使いやすくする「ステージモード」を搭載した。消灯や点灯の際の立ち上りや立ち下がりのカーブを緩やかにすることができる。


[ Category : , ]
[ DATE : 2018-04-17 ]
[ TAG : ]

この記事に関連する記事一覧

[After Beat NAB SHOW 2018]Vol.04 注目の360°VRの課題は、どこで、なにで、なにを見るのか

txt:稲田出 構成:編集部 AR/MR/VRがもたらす未来とは テレビは4K/8Kの時代を迎え、解像度的には一般の視聴には充分といえる状況になってきた。テレビの進歩は... 続きを読む

[After Beat NAB SHOW 2018]Vol.03 これまでの放送と、これからの放送〜HDRとSDRがもたらすものとは

txt:稲田出 構成:編集部 これからのHDRとSDRワークフローに必要なモノ 次世代の放送として4K/8Kが目前に迫り一部では開始しており、時代も変化を迎えている。従... 続きを読む

[NAB2018:AJA]KONAやKUMOシリーズの新製品、HDRイメージアナライザーを参考展示。日々変化する映像業界の先端を行く製品ラインナップを展開

AJAブース動画 360°全天球動画 RICOH THETA Vで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google Chro... 続きを読む

[After Beat NAB SHOW 2018]Vol.02 After NAB Show Tokyo 2018レポート02

txt:稲田出 構成:編集部 AfterNABの会場はコンパクトではあるものの、50社近いメーカーが出展している。前回に引き続きブースの紹介をしていこう。 エーディ... 続きを読む

[After Beat NAB SHOW 2018]Vol.01 After NAB Show Tokyo 2018レポート01

txt:稲田出 構成:編集部 今年もこの季節がやってきた!After NAB Show開催 5月23、24日の2日間東京・秋葉原のUDXにおいて「After... 続きを読む

[NAB2018もうひとつの視点]Vol.02 NABの次の主役はAIとマシンラーニングに

txt:江口靖二 構成:編集部 映像制作の世界に一気に押し寄せてくるAIの波 今年のNABの傾向として、一気にAIやマシンラーニングが表舞台に上がってきた感がある。これは数... 続きを読む

[NAB2018:Angenieux]12倍の高倍率ズーム「Optimo Ultra 12x」や新型アナモフィックズームレンズ「Optimo Anamorphic 42-420 A2S」を展示

12倍のマルチフォーマットの高倍率ズーム「Optimo Ultra 12x」 IBC 2017で発表された12倍のズームレンズ「Optimo Ultra 12x」が展示されて... 続きを読む

[NAB2018:DJI]複雑なシーンや動きの激しいシーンでも滑らかな撮影を実現する「DJI FORCE PRO」と「DJI Master Wheels」を展示

360°全天球動画 RICOH THETA Vで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/And... 続きを読む

[NAB2018:Tokina]VISTAの105mmの発表や11−20mmの試作機を展示

VISTAシリーズに105mm T1.5を発表 VISTAシリーズは今年入って18mmを発売開始したばかりだが、NABでは105mmのリリースを発表。VISTAシリーズのT値... 続きを読む

特集記事

Inter BEE 2018 Inter BEE 2018
千葉幕張メッセにて開催される国際放送機器展“Inter BEE“をレポート。
InterBEE 2018の歩き方 InterBEE 2018の歩き方
今年もInterBEEの歩き方をジャンル別にピックアップし、6種類のコースを紹介。
新世紀シネマレンズ漂流:最新単焦点レンズ編 新世紀シネマレンズ漂流:もの作りの現場から
「新世紀シネマレンズ漂流:最新単焦点レンズ編」の続編。前回紹介することができなかったシネマレンズメーカーを取材。
Photokina2018 Photokina2018
ドイツ・ケルンメッセで開催されたスチルカメラの祭典 Photokina2018をレポート。
IBC2018 IBC2018
オランダ・アムステルダムで開催された欧州最大の映像・放送の展示会IBC2018をレポート。
映画「万引き家族」〜撮影部と撮影監督の眼差し 映画「万引き家族」〜撮影部と撮影監督の眼差し
「万引き家族」はいかにして生まれたのか?今回の特集ではその制作側を覗いてみる。
SIGGRAPH2018 SIGGRAPH2018
世界最大のコンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術に関する学会・展示会SIGGRAPH2017をレポート。
BIRTV2018 BIRTV2018
中国・北京で開催されたアジア地区ではInterBEEと並ぶ大規模な放送機器展 BIRTVをレポート。
QBEE2018 QBEE2018
九州放送機器展(QBEE)をいつもの会場練り歩き方式でレポート。
inside DaVinci 15 inside DaVinci 15
史上最大のアップデートを実現したと言われるDaVinci Resolve 15に関する最新動向をまとめてみた。
Cine Gear Expo 2018 Cine Gear Expo 2018
米ハリウッドの中心、パラマウントスタジオで開催された「Cine Gear Expo」をレポート。
After Beat NAB SHOW 2018 After Beat NAB SHOW 2018
東京・秋葉原で開催された「After NAB Show Tokyo 2018」をレポート。
NAB2018 スペシャルレポート NAB2018
世界最大の放送機器展覧会「2018 NAB Show(NAB2018)」をレポート。
Your Choice?GH5 or GH5S Your Choice?GH5 or GH5S
映像業界で活躍中のカメラマンやディレクターに聞く「GH5」と「GH5S」の選び方。
SXSW2018 SXSW2018
米国テキサス州オースティンで開催されたSXSWをレポート。

トップ > 特集 > [NAB2018:ARRI]ラージフォーマットの4Kセンサーを搭載した「ALEXA LF」やSkyPanelのファームウェア4を展示