PRONEWS

  • imgABOUT
  • imgTWI
  • imgFB
  • imgYTU

トップ > 特集 > [QBEE2018]Vol.00 恒例となった九州放送機器展、今年は“嵐”の予感?!〜事前予習編

News

[QBEE2018]Vol.00 恒例となった九州放送機器展、今年は“嵐”の予感?!〜事前予習編

2018-07-05 掲載

txt岡英史 構成:編集部

搬入DAY

毎年前日はド晴天な会場

7月の予定は毎年恒例の九州放送機器展からスタートする。良く聞かれるのは「NABにも行ってるのになぜ九州まで?」と言う質問だが、それは単純に美味しいものを食べたいから…では無く、上半期に発表された製品が実際に形になったり動いていたりしている可能性が多いからだ。Webで十分と言う声も聞こえてくるがやはりガジェット好きとすれば本物を見たいと言うのが一番の理由だろう。

そしてもう一つの理由として、九州は早めの予約なら意外と交通費等の予算が安い。しかも会場の目の前に宿泊所があるので、そこを押さえれば毎日の通いが楽なのも良い。VVol.00では、開催前日の各ブースにて、今回の目玉的製品を個人的にピックアップしてみたので紹介したい。

Sony

NABで発表された2種類の4KハンドヘルドカメラPXW-Z280と190の展示を中心としてブース全面を作っていた。共にNAB時よりファームも上がりより製品としてブラッシュアップされている。またその裏側にはオーディオ関係の展示がある。新型の小型ワイヤレス受信機の防水デモも面白いがその横の参考出品でスマホを使ったインカムシステムが面白い。

Canon

九州初展示は単焦点レンズのCN-E20mm T1.5 L Fと、ファームアップされたC700の展示がメイン。CN-E20mm T1.5 L Fは他のレンズとサイズ感は全く同じなので側面の数字でしか違いが分からないが、今までちょっとワイドが足らなかったCN-Eシリーズがこれで一般的な焦点距離が全部揃ったと言って良いだろう。

Panasonic

ファームアップしたAU-EVA1がブースの前面を陣取っていた。NABでもCine GearもVARICAMよりもEVA1が前に出ているのが面白い。もちろんNABで発表された新コーデックであるProResRAWの搭載というのがやはり大きい。コストパフォーマンスも良く上位機種のバリカムシリーズとの連携も良いのが一番の特長だろう。

ローランド

新型スイッチャーV-60HDは九州初お目見えだが、同時にTOMOKA製の外部フェーダーがやっと対応となりそのデモを行っていた。これはマルチトラック録音が特長のV-60HDが今までPCソフトから調整を行っていたSDI/HDMIの音声部分をフェーダーに割り与える事が可能になった。ダイレクトに音声を触れるのは非常に運用が楽になるはず。

IDX

新型バッテリーの展示を中心としたいつもの展示だが、今回はメディアのバックアップ専用のキャプチャBOXの展示があった。値段と機能の違いで数種類あるが基本的にはメディアの中身をバックアップ(コピー)するためだけのシンプルなもの。とはいえSDカード8枚を順次コピーしてくれるこのキャプチャBOXは、特に高解像度で収録するVRのシステムにとって必須と言っても良いかも?

ヴァイテックイメージング(Manfrotto)

登場時から窒素ガス封入ピストンをカウンターバランスに組み込んだ事で話題のNitrotechシリーズの、より耐荷重の大きいN12が展示…されているはずが貨物車の遅れでこれも当日朝の展示になるとの事。しかし、ブースの奥に目を向けると最近大型のVRカメラも出てきたが、それに対応するVR専用スタンドの展示がある。小型の物から大型のものまであり、VRを始めた方には是非見て貰いたい一品だ

銀一

今年は台風の影響ですべての展示物が揃わず当日の午前中まで最終的な設営ができないと言うアクシデントの中、9.Solutions製の製品に文字入れのサービスが出来るようになった。データを出せば個人の名前はもちろん会社名等に対応して貰えるとのこと。当日は電動スタビライザーを組み込んだM-1 Voltの展示もあるのでスタビライザー好きには是非体験して貰いたい。

平和精機工業

今回は久しぶりに大きなハードの展示がされていた。すでに製造販売はされていたが某放送局の特注品だったため、中々見ることが出来なかったが、今回やっと販売の目処がたったミニペデシアルの展示に目に止まった。横のHFMPと比べるとそのサイズ感がよく分かる。これならミニスタジオでも十分運用可能な大きさだ。

PROTECH

このメーカーの特長は現場の感覚に非常に近いことだ。もっと簡単に表現すると現役のカメラマンである同社の社長が「自分が使いたいから」作った、という製品が多いのがその理由だ。今回は10入力可能な4Kスイッチャーが展示会初お目見えの機材。無駄なものが一切排除されたその筐体はOPミスを防ぐ。またARRIカメラとの親和性が高いのが特長だ。

総評

やはりよく見ると新製品が結構展示されていた。会場も1日でまわりきれる規模でメーカー側の人間とも距離が短く保てるのもQBEEの特徴の一つ。製品の良い悪いはSNS等でいくら言ってもメーカーには届かない物だが、こういう機会に直接自身の使った環境での良い点・悪い点を伝えればそれは確実に次の機材に反映される事も十分にある。

Webだけで情報なら十分!と思ってる方、それは間違いだ。是非大型の展示会には足を運んで実際に見て貰いたい。意外な側面が見えたりするものだ。本日はいよいよ初日の開催、楽しみにしたい。

txt岡英史 構成:編集部
[QBEE2018] Vol.01

[ Category : , ]
[ DATE : 2018-07-05 ]
[ TAG : ]

この記事に関連する記事一覧

[Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019]Vol.08 Leitz、プライムレンズのThalia-Tシリーズに新ラインナップを検討中

txt・構成:編集部 ライカユーザーならお馴染みのTHAMBAR 90mmがThalia-Tシリーズとして登場 2019年8月発売予定のThalia-T 90m... 続きを読む

[DSJ2019]Vol.03 気になる表示装置と気になるアナ・デジ変換技術

txt:江口靖二 構成:編集部 シブくて新しい展示たち DSJは言うまでもなく日本最大のデジタルサイネージのイベントだ。デジタルサイネージには何かしらの表示装置が必要だ... 続きを読む

[Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019]Vol.07 カールツァイス小倉氏にラインナップが充実してきた「Supreme Prime」の魅力について聞く

txt・構成:編集部 Supreme Primeの拡充から見えてくること Cine Gear展示会場の見どころは、やはりほぼすべてが出揃っているレンズメーカーの展示だ。... 続きを読む

[Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019]Vol.09 ARRI、パンバータイプのコントローラー「DEH-1」やシグネチャープライムレンズの12mmと280mmを初展示

txt・構成:編集部 パンバータイプで操作できる「DEH-1」をCine Gearで初展示 ARRIブースでもっとも話題の展示はデジタルエンコーダーヘッドの「DEH... 続きを読む

[DSJ2019]Vol.02 オンラインとオフラインをCX(カスタマーエクスペリエンス)で溶かす

txt:江口靖二 構成:編集部 オンラインとオフラインが連携した未来 DSJ2019では、新たにリテール領域に特化したデジタルサイネージ周辺のテクノロジーや事例を集める... 続きを読む

[DSJ2019]Vol.01 基調講演~5G時代に向けたOOHメディアのデジタルトランスフォーメーション

txt:江口靖二 構成:編集部 国内最大となるデジタルサイネージの祭典開催 今年で12回目の開催となる、国内最大のデジタルサイネージの展示会「DSJ2019(デジタルサ... 続きを読む

[Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019]Vol.06 山木社長に聞く~シグマ、シネマレンズ次の一手と「シグマ・バーバンク・ショールーム」

txt・構成:編集部 Cine Gearのシグマブースで、シグマの代表取締役社長、山木和人氏と商品企画部の若松大久真氏にインタビューする機会を得られた。バーバンクオフィス開設... 続きを読む

[Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019]Vol.05 Sony DMPC(Digital Media Production Center)オープニングイベントレポート

新しいDMPCは、LA東北部の山中のMedia Center Driveにある txt:手塚一佳 構成:編集部 Sony DMPCがオープニングイベントを開催! 5月30... 続きを読む

[Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019]Vol.02 アンジェニュー、好みの描画に合わせて鏡胴内のレンズや絞り羽根を交換できるプライムレンズ「Optimo Prime」を開発発表

txt・構成:編集部 「なぜプライムを発売しないのか?」お客様の要望から発売へ 業界標準のズームレンズとして親しまれているAngénieuxは、Cine Gear Ex... 続きを読む

特集記事

DSJ2019 DSJ2019
幕張メッセで開催された国内最大のデジタルサイネージの展示会「DSJ2019」をレポート。
Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019 Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019
米国ハリウッドのパラマウントスタジオ内で開催された映画撮影機材の専門展示会「Cine Gear Expo」をレポート。
After Beat NAB SHOW 2019 After Beat NAB SHOW 2019
東京・秋葉原のUDXにて開催されたAfter NAB Show 2019をレポート。
NAB2019 NAB2019
米国ネバダ州ラスベガスにて開催される世界最大の放送機器展覧会「NAB2019」をレポート。
SXSW2019 SXSW2019
テキサス州オースティンで開催されたSXSW2019をレポート。
CP+2019 CP+2019
パシフィコ横浜にて開催されたカメラと写真の総合展示会「CP+2019」をレポート。
Film Shooting Rhapsody Film Shooting Rhapsody
いまだから知っておきたいフィルムの現状や伝統的な技術などを紹介する。
CES2019 CES2019
米国ラスベガスで開催された世界最大の国際家電見本市 CES2019をレポート。
PRONEWS AWARD 2018 PRONEWS AWARD 2018
2018年は映像業界にとってどんな年だったのだろうか。PRONEWS AWARDで部門ごとに振り返る。
10万円以下のジンバル選び 10万円以下のジンバル選び
一層注目が増している小型カメラジンバルをDJIやZHIYUN、FEIYU TECH、FILMPOWERの4社5機種に渡って比較紹介。
Inter BEE 2018 Inter BEE 2018
千葉幕張メッセにて開催される国際放送機器展“Inter BEE“をレポート。
InterBEE 2018の歩き方 InterBEE 2018の歩き方
今年もInterBEEの歩き方をジャンル別にピックアップし、6種類のコースを紹介。
新世紀シネマレンズ漂流:最新単焦点レンズ編 新世紀シネマレンズ漂流:もの作りの現場から
「新世紀シネマレンズ漂流:最新単焦点レンズ編」の続編。前回紹介することができなかったシネマレンズメーカーを取材。
Photokina2018 Photokina2018
ドイツ・ケルンメッセで開催されたスチルカメラの祭典 Photokina2018をレポート。
IBC2018 IBC2018
オランダ・アムステルダムで開催された欧州最大の映像・放送の展示会IBC2018をレポート。

トップ > 特集 > [QBEE2018]Vol.00 恒例となった九州放送機器展、今年は“嵐”の予感?!〜事前予習編