PRONEWS

  • imgABOUT
  • imgTWI
  • imgFB
  • imgYTU

トップ > 特集 > [4K High Resolution!]Vol.00 今そこにある4K制作環境とは?

News

[4K High Resolution!]Vol.00 今そこにある4K制作環境とは?

2012-07-31 掲載

4Kについて考える2012夏

201207_0_panasonic.JPG NAB2012でも各社から4K対応の製品が多数出品された。パナソニックは、4Kカメラのプロトタイプを出品

2012年の映像トレンドは、これまで数回取り上げてきた「High Resolution(高解像度)」である。High Resolutionとは、4Kといった空間的な映像表現の広がりとハイスピード撮影が持つ時間的な映像表現の可能性を併せて指すものだ。次の主戦場となるその舞台こそが正に高解像度の世界であるといえる。規格だけの話が先行しているが、実際に2012年夏の現状はどうだろうか?

090120a_1.gif映画、通信会社により4K伝送実証試験が数年前から行われている(Via 4K PURE CINEMA)

4Kはデジタルシネマの領域で一般のビデオ制作では関係無さそうだが、NABを始めとしたビデオ関係の展示会などでは、ソニーやパナソニックといったビデオカメラメーカーだけでなく、キヤノンやアストロデザイン、朋栄といったメーカーからも4K対応のカメラの他、対応する関連製品としてレコーダーやモニター、編集ソフト、コーデック等も各社から出展されている。

一方、民生機のTVモニターも4K対応の製品が幾つかのメーカーから発売されているほか、民生用のカメラもCESなどでは試作品がやはり各社から出展されている。国内のこうした電機メーカーはテレビ事業における巻き返しを4Kにより図ろうとしている。

もちろん地デジによりやっと昨年ハイビジョン放送に移行したばかりの今、すぐに放送で4Kということにはスポンサー等営業的な側面からもありえないことだが、国内ではスカパーに代表されるCSや既に基幹となる伝送路のほとんどが光になったCATV、インターネットの通信網など4Kを家庭に送り届ける手段はいくつかある。ビジネスモデルとして営業的に成立すれば、技術的にはすぐにでも対応できる状況といえるだろう。

映像制作に携わる者として、もはや4Kは他山の石として傍観している場合ではない時期にきているといえよう。とはいえ、現状の4K制作環境はまだ完璧とは言えず、規格的にも定まっていない部分も多々あるのが現実だ。4Kはなんでもアリの無法地帯ともいえるが、製作者が意図したシステムを組める可能性も秘めている。

201207_0_3keisoku.JPG計測技術研究所は、すでに8Kも視野に…

カメラを始めとした制作機器も既に様々なものが発表または発売され、すでに4Kでの制作も始まりつつある。5月6月と続けてきた次世代の映像表現であるHigh Resolutionのテーマの中でも、やはり空間的な映像表現の広がりである4Kを今一度、取り上げる。各社の取り組みや制作サイドから見た4Kについての現状や問題点、今後などについてまとめてみよう。

txt:稲田出 構成:編集部
[4K High Resolution!] Vol.01

[ Category : ]
[ DATE : 2012-07-31 ]
[ TAG : ]

この記事に関連する記事一覧

[4K High Resolution!]Vol.05 識者が語る4Kの未来とは?〜座談会から見えてきた幾つかの事

今回の座談会は、何らかのかたちで4K制作の経験のある各方面の方たちを招聘し、制作サイドから見た4K制作について現実的なワークフローが組めるのか、欠落している製品や技術、人材などの問... 続きを読む

[4K High Resolution!]Vol.04 各社の4Kへの取り組み〜ソニー編

黎明期からデジタルシネマを見つめるソニー4Kの考え方 デジタルシネマという言葉がまだ一般化する以前からビデオの映画利用は始まっていた。95年に発売されたDCR-VX1000で98... 続きを読む

[4K High Resolution!]Vol.03 各社の4Kへの取り組み〜アストロデザイン編

映像系の機器として波形モニターやLCDモニター、ディスクレコーダーなど従来のメーカーが作らなかったようなユニークな形式の機材や4K対応のカメラ、ラウドネスモニター、フルHDビューフ... 続きを読む

[4K High Resolution!]Vol.02 4KとRAWを知るためのいくつかのこと

4Kといえば水平画素のことだが、4K(2K)はデジタルシネマ由来のフォーマットということもあり、ビデオにはない特徴がある。それはRAWデータを扱うことができることで、4K2Kという... 続きを読む

[4K High Resolution!]Vol.01 各社の4Kへの取り組みを俯瞰する

既にそろい踏み、各社の取り組み NAB2012でも多く見られた各社の4K対応製品 4K対応の製品としては、カメラではソニーのF65、RED DIGITAL CINEMAのRED O... 続きを読む

特集記事

Inter BEE 2019 Inter BEE 2019
千葉幕張メッセにて開催される国際放送機器展“Inter BEE“をレポート。
InterBEE 2019の歩き方 InterBEE 2019の歩き方
今年もInterBEEの歩き方をジャンル別にピックアップし、6種類のコースを紹介。
Film Shooting Rhapsody Film Shooting Rhapsody
フィルム撮影の経験をしたい人に向けてフィルム撮影で必要な各種の工程について解説していく。
IBC2019 IBC2019
欧州最大の業務用映像・音響の専門展示会「IBC2019」をレポート。
新世紀シネマレンズ漂流 新世紀シネマレンズ漂流
シネマレンズを中心に一眼やミラーレスデジタルカメラの動画撮影機能と組み合わせて使われる交換レンズの最新動向を紹介する。
BIRTV2019 BIRTV2019
中国・北京の中国国際展覧中心で開催された展示会「BIRTV 2019」をレポート。
SIGGRAPH2019 SIGGRAPH2019
世界最大のコンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術に関する学会・展示会SIGGRAPH2019をレポート。
QBEE2019 QBEE2019
九州放送機器展(QBEE)をいつもの会場練り歩き方式でレポート。
4K・8K映像技術展Report 4K・8K映像技術展Report
東京ビッグサイト青海展示棟にて開催された4K・8K映像技術などの最新技術が一堂に出展する「通信・放送Week2019」をレポート。
DSJ2019 DSJ2019
幕張メッセで開催された国内最大のデジタルサイネージの展示会「DSJ2019」をレポート。
Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019 Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019
米国ハリウッドのパラマウントスタジオ内で開催された映画撮影機材の専門展示会「Cine Gear Expo」をレポート。
After Beat NAB SHOW 2019 After Beat NAB SHOW 2019
東京・秋葉原のUDXにて開催されたAfter NAB Show 2019をレポート。
NAB2019 NAB2019
米国ネバダ州ラスベガスにて開催される世界最大の放送機器展覧会「NAB2019」をレポート。
SXSW2019 SXSW2019
テキサス州オースティンで開催されたSXSW2019をレポート。
CP+2019 CP+2019
パシフィコ横浜にて開催されたカメラと写真の総合展示会「CP+2019」をレポート。

トップ > 特集 > [4K High Resolution!]Vol.00 今そこにある4K制作環境とは?