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[IBC2018]Vol.01 一歩先の未来を見るならIBCへ行こう!

2018-09-25 掲載

txt:猪蔵・猿田守一 構成:編集部

新しい技術をすぐさま取り入れる欧州展示会の姿

今年も欧州最大の映像・放送の展示会「IBC(International Broadcast Conference)2018」が、9月14日~18日の日程で例年通りアムステルダム市郊外のRAI会場で開催された。例年天候に左右されるIBC。昨年の天候とは打って変わって会期中は晴天が続き、夕方にはレンブラントの絵のような光景が登場し、日々参帰路に着く参加者達をを楽しませてくれた。

4月のNAB Showや11月のInterBEEと同様に、9月はIBCがヨーロッパ圏内の放送局に向けて、放送分野を中心とした最新映像・音響技術の展示会イベントとして長年親しまれている。

RAIコンベンション会場。アムステルダムの街は低層の建物が多いので総じて空が広い

土地柄なのか連日夕方にはを過ぎあたりから、メーカースタッフと関係者がワイングラスを傾けながら、業界裏話に興じるといった光景が多く見られる。まさにサロン的な役割を果たすのは言うまでもない(日本ではあまり見られない光景だ)。また金曜日に始まり、週末そして火曜日までの計5日間という変則的で長めのスケジュールも特徴的で、家族で参加する参加者も多く見られた。

その中で特にIP化への波は、これまでの制作スタイルや組織は変えずに、時短とコストマネジメントを効率よく推進させるための有意義なソリューションとして大きく注目されている。大きくその製作方法が変わってきたのは自明である。

番組制作に欠かせないチームを紹介。これまでにないネット周りのポジションも大きな意味を持つ

エントランスに各社には多くのアドボードが掲げられるが、なかでもSonyの今年のテーマ“GO MAKE TOMORROW”と打ち出したものがそれを物語るといっても良いだろう。

時代は目まぐるしく変化し、それを体感できたIBC2108であった。IBC2018をPRONEWS視点で動画とレポートでお届けしよう。

Sony

SonyからはVENICEのエクステンションユニットが発表された。カメラユニットからセンサーブロックを取り外し、センサーブロックを専用のセンサーケースに入れて使用することでカメラユニットから分離可能で、クラッシュカメラや狭いところでの撮影に威力を発揮する。

BVM-HX310は新開発の4K HDR液晶を搭載したマスターモニターである。先代の有機ELモニターBVM-X300との比較映像では1000nit相当の画面全体が白い映像が出ると有機ELモニターでは明るさが落ちてしまうが、HX310は高輝度を保つ事がよく分かった。

また暗部性能についても今までの液晶モニターでは漆黒という真っ黒という表現ができなかったことが問題であったが、このモニターは見事に解消している。

HDC-3500とHDC-3100はグローバルシャッター方式のセンサーとプリズムプロセッサーを搭載したポータブルカメラ。HDC-3500は4K対応、HDC-3100はHD対応となっている。

NX200ロゴの下に”Made in Japan”のステッカーが本体に貼られる仕様になっている。これも重要な仕様だという

NXシリーズの4KバージョンであるHXR-NX200は中国やインド方面向けモデルとして発売。外観はほぼZ150と同じだが、NX200は、特に新興国を中心とした4Kのニーズ需要を受け、HDモデルであるNX100の後継機種ということでリリースされたという。今回は、中国、インドが主な販売地域となる。適材適所を集中選択が必要でセレクトした国から中心に製品作りを行ったという。

インドにおけるウェディングでは花嫁衣装は、サリーが多く用いられるので20種類以上あると言われる赤の色が4Kで綺麗にで出るように最適化されているという。肌の色や深みのある黒にも自信があるという。ユーザーとコミュニケーションを密にとって完成させたNX200早くも多くの声がかかているという。ちなみに出力端子はSDIからコンポジットに変わった程度と言ってよいだろう。

VENICは、NetFlix Post Technology Alliance(NPTA)に認定。NETFLIXコンテンツ制作はこのNPTAがないと制作ができない。このスライドも象徴的だ
■Sony動画レポート

Panasonic

Panasonicのブースの一角にVARICAMのコーナーが設置されていた。ここでは欧米でVARICAMで撮影されたコンテストの入賞作品のいくつかが上映展示されていた。その隣にはEVA1の新たな映像表現を模索した提案が行われていた。今回はIR(赤外線撮影)にスポットを当て、今までの赤外線撮影の概念を超えた映像表現を提案していた。

VARICAMを利用したシネライブ撮影仕様の提案も目を引いた。大判カメラを利用したライブ撮影などに特化した仕様となっている。

8Kのコーナでは8K映像を自由な位置でクロップして出力するシステムの展示がされていた。

また、4K60Pの世界初となるリモートカメラUE150とコントローラーのRP150が展示されていた。4KリモートカメラのUE150は従来機より最広角側が60°から75.5°までの広角域までカバーできるようになった。4Kの解像度を利用しHDで必要な部分をクロップした映像を出力したり、4KとHDのサイマル運用が可能となるシステムとして注目されている。

■Panasonic動画レポート

Canon

Canonから4K放送用フィールドレンズUHD-DIGISUPER 122/111、4K放送用ポータブルレンズCJ25e×7.6Bが発表された。UHD-DIGISUPER 122は引きは8.2mmからテレ端1000mmと驚異の高倍率ズームとなっている。

またズームスピードは近端から遠端まで0.6秒と驚異の速さだ。CJ25ex7.6Bは、4K対応で25倍でありながら2kgを若干切る重さとなっている。

XF705は4K 60P 10bit 4:2:2記録をH.265形式で記録することが可能。高画質な映像をSDカードに記録できる。また12G-SDIを搭載している。またIPストリームにも対応しておりHEVE圧縮を用いた高画質なストリーミングが可能になった。

つい先日発表された35mmフルサイズCMOSセンサー搭載のミラーレスカメラ「EOS R」も注目を浴びていた。4K(3840×2160画素)での記録や、撮影した動画からの画像の切り出しに対応。CINEMA EOS SYSTEMで実績のある同社独自のLogガンマ「Canon Log」を搭載。随時デモ機には絶えず人がかけつけていた。

■Canon動画レポート
txt:猪蔵・猿田守一 構成:編集部
[IBC2018] Vol.02

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[ DATE : 2018-09-25 ]
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